先週、金曜ロードショーで放送された「トイ・ストーリー3」を見ました。
かつて子供の頃に大事にされたおもちゃ達。しかし持ち主が成長すれば、その役割はもう終わってしまいます。コメディタッチの映画ですが、扱っているテーマはちょっと切ないですね。
おもちゃの持ち主アンディは17歳となり、大学の寮に入ろうとしています。アンディはお気に入りのおもちゃ「ウッディ」だけを寮に持って行き、それ以外は屋根裏部屋にしまおうとしていました。しかし、屋根裏部屋に置かれるはずだったおもちゃ袋は、手違いからゴミに出されてしまいます。アンディに捨てられたと勘違いしたおもちゃ達は、託児所に寄付されるおもちゃの段ボールに何とか潜り込みます。そこは素晴らしい場所かと思いきや、実はとんでもないところで、、、と話が進んでいきます。
託児所の名称は「サニーサイド保育園」です。前回の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を思い出してしまいました。
おもちゃは、動いているところを人間に見られてはいけない、ということがお約束になっています。なかなか面白い設定です。ひとつひとつのおもちゃが個性的で、それぞれの特性を活かして悪戦苦闘します。おもちゃ同士のやり取りもコミカルで面白いです。途中で「となりのトトロ」の大トトロが出て来て、かわいらしかったです。
ストーリーとは直接関係ないんですけど、感心したところがありました。映画の序盤、アンディの部屋に段ボールがあります。大学に持っていく方の段ボールには、マジックで「大学」と書いてあります。屋根裏部屋行きの段ボールには「屋根裏」と書いてあります。また映画中盤で登場するバッジには、「いつもいっしょだよ デイジー」と書かれています。これらが、いずれも日本語になっているんです。
オリジナル版では当然英語で書かれているはずですよね、向こうの映画ですから。日本版でこうなっているということは、中国版では段ボールの文字が中国語に、フランス版ではフランス語になっているのでしょうか。サービスが行き届いていて感心しました。こういったことが出来てしまうのは、全編CGだからなんでしょうね。
物語は本作できれいに完結しています。しかし、今週には4が放送されるみたいです。どんな展開になるのか楽しみです。当日出張の予定なんですけど、金ローが始まる前に帰って来られるのかな。。。
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