私の勤務先は企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)を導入しています。ラインナップは、元本確保型の商品が7本、投資信託が10本です。投資信託の内訳は以下のとおりです。
<企業型DCの投資信託>
- 国内債券:1本
- 外国債券:1本
- 国内株式:3本
- 外国株式:1本
- バランス型:4本
現行の企業型DCは、原則として60歳になるまで資金を引き出せず、運用益は非課税となります。その特性から、一般に企業型DCではなるべくリスクとリターンが大きい商品を選んだ方が良いと思っています。また、私は企業型DCの他にも特定口座等で投資を行っていて、全体でポートフォリオを組み立てています。そのため、企業型DCの中だけでPFを作る必要がありません。その意味でも、やはり企業型DCでは最もリスクとリターンが大きい商品を選ぶべきだと思います。
そうなると選択肢は事実上1つしかなく、私は企業型DCの開始当初から掛け金を全て「外国株式」に投じています。ここでいう外国株式とは、日本以外の先進国の株式に投資するものです。MSCI-KOKUSAIインデックス(円ベース)と連動する投資成果を目指す、よくあるタイプの商品です。
地球PFの構築を目指している私としては、本当は企業型DCで最初から地球株に投資可能な、たとえば「slimオルカン」のような商品があれば嬉しかったです。しかし、無いものは仕方ありません。企業型DCで先進国株式(日本以外)に投資しているため、全体の比率を見ながら、つみたてNISAの方では新興国株式に積み立てて調整したりと、やや面倒なことになっています。
さて先日、企業型DCに新たな投資信託が2本加わる、という連絡が来ました。「これは、ついにslimオルカン的な商品が来るのか」と淡い期待を抱きました。追加商品は以下の2つです。
<企業型DCの追加商品>
い、いらねー。。。前者は、日本の成長株限定ということで1アウト、アクティブファンドで2アウト、信託報酬1%超えで3アウトです。後者は、もし企業型DCだけでPFが完結していて、バランス型の中身と比率が満足するものであれば良いのかもしれません。私の場合はどっちもアウトです。特に株式とREITが、両者を合わせても3割しか無い、というのは少なすぎます。
いずれも需要があるから追加された商品なんでしょうけど、私には全く不要な追加商品で、少々がっかりしました。企業型DCの方は、今後とも「外国株式」一択になりそうです。
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