地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

米、0.75%利上げ(2か月連続)

FRB政策金利の0.75%利上げを決定しました。先月も0.75%でした。2か月連続で、計1.5%もの利上げです。およそ40年ぶりの金融引き締めに相当するそうです。

通常の利上げ幅は0.25%です。この3倍の利上げを、2か月連続で行いました。界王拳みたいですね。米経済は耐えられるでしょうか。いずれにせよ、FRBが景気よりもインフレ抑制を重視していることが、より鮮明になりました。

それにもかかわらず、株価は上がりました。その要因は報道によると、一部予想されていた1%の利上げ幅ではなく0.75%で済んだから、ということだそうです。本当にそうであれば、もはや市場関係者の感覚が少々狂ってきている気がします。3倍界王拳だって本来は身体がもたないレベルです。それが「4倍じゃなくて3倍で済んだから安心」というのは、何かおかしいと思うんですよね。

パウエル議長は記者会見で、現在の経済状態について「景気後退(リセッション)ではない」と強調しました。しかしこの時点で、第1四半期の米GDPが前期比でマイナスでした。その後、第2四半期もマイナスであることが分かり、2期連続でマイナスとなりました。一般にリセッションとは、GDPが2期連続でマイナスになることを指します。

一方で、正式にリセッション入りしたかどうかはGDPだけでなく、他の統計も含めて総合的に判断されます。イエレン米財務長官は、2期連続のGDPマイナスについて「経済がリセッションに陥っていることを証明するものではない」と述べています。パウエル議長と同じく、雇用者数の増加などから見て、依然として米経済は強いとの見方です。リセッションの判断について、しばらく論争が続きそうです。

地球PFは現状、地球株の割合が突出して大きいです。米国がリセッションに突入して株価が暴落すれば、地球株、ひいては地球PFにも大きく影響します。その他の地球資産+キャッシュがどれほどクッションになってくれるか分かりません。もっとも、そうなった場合の対処は決まっています。地球株を買い増すだけです。

当面は予期せぬ(あるいは想定内の)暴落に対処できるように、キャッシュをある程度多目に残しておこうと思います。

 

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