地球PFは先週末から60万円減少し、1.87億円となりました(参照:先週末の状況)。
各地球資産は全て増加しましたが、キャッシュの減少幅がそれ以上に大きかったです。キャッシュの多くはドルMMFで保有しているため、今週の急激な円高ドル安の影響を受けました。あらためて「円高に弱い」状況が浮き彫りになったと思います。
一方、先月末からは579万円増加しました(参照:先月末の状況)。
地球PFの運用状況は毎週末に報告しています。そして通常、月単位の比較は月を跨いでから最初の週末に行っています。月を跨がないと当月の運用結果が分からないからです。しかし、今日は7月30日の土曜日です。この土日でちょうど今月が終わります。土日は各市場もお休みで動きがありません。今日の時点で今月の状況が確定しているため、ここで月単位の比較を行います。
前月比でも、各地球資産は全て増加、キャッシュは減少です。こちらは、各地球資産の増加分がキャッシュの減少分を上回り、579万円のプラスとなりました。とりわけ地球株の貢献が大きいです。
地球PFの詳細は以下のとおりです(カッコ内の%は割合)。
地球PF:187,110,244円
- 地球株:131,128,322円(70.08%)
- 地球債:5,791,726円(3.10%)
- 地球不動産:5,120,874円(2.74%)
- ゴールド:6,351,423円(3.39%)
- キャッシュ:38,717,899円(20.69%)
各地球資産の状況について、ここでは前週比ではなく前月比で報告します。
地球株は584万円増加して1.31億円となりました。割合は0.98%増えて70.08%となりました。ここしばらく69%台を推移してきましたが、久々に目標割合である70%を超えました。この程度の動きなら、特に何もしなくて良いと思います。
地球債は81万円増加して579万円となりました。割合は0.35%増えて3.10%となりました。前月までの2%台から、ようやく3%台に乗りました。また今週、AGGの額がBNDXを上回りました(AGG:294万円、BNDX:285万円)。AGGのみ毎日自動積立を行っているため、放置していると両者の差はどんどん拡大していきます。来週あたり、BNDXのスポット買いに踏み切りたいと思います。
地球不動産は32万円増加して512万円となりました。割合は0.09%増えて2.74%となりました。月単位で見ても、金額・割合ともに微増に留まっています。こちらは積立を完全にストップしているため、純粋にREIT市場の動向が反映されています。いつか売却するかもしれませんが、当面は放置しておく予定です。
ゴールドは110万円増加して635万円となりました。割合は0.5%増えて3.39%となりました。結構増えてきました。こちらは昨今ではインフレ対策の要としても期待されます。目標割合として、5%ほどあれば十分だと思っています。最大でも10%です。とりあえず5%に達するまでは、現行の毎日自動積立を継続します。
キャッシュは228万円減少して3,872万円となりました。割合は1.92%減って20.69%となりました。こちらは毎日自動積立の原資なので、基本的に減少していきます。それにしても、今月は減少幅が大きいです。このキャッシュは現時点で、ドル建て分が2,531万円、円建て分が1,341万円です。ドルを円の約2倍保有しています。それだけに為替の影響を大きく受けます。少し調整が必要かもしれません。
米GDPが2期連続でマイナスとなり、米経済はリセッションの懸念が高まっています。それに伴ってFRBの利上げペースが落ちれば、ドル安(円高)が更に加速します。上記のとおり、ここへ来てドルを多く持っている状況が今後は裏目に出そうです。また、そもそも現在の地球PF自体が円高に弱いです。
地球PFは本来、どの国で何があっても、それほど気にする必要がないはずのポートフォリオです。地球PF内の資産は各国の株式やら債券やらに分散されていて、為替にも中立だからです。しかし実態としては、地球全体の中で米国単体の影響力があまりにも大きいです。そのため、地球PFも米国の株価やドルの上下に大きく影響されます。
地球PFの本来の効果は、今後米国が衰退して他の国が躍進、つまり米国一強時代が終わった時にはじめて発揮されるのかもしれません。私が生きている間にそんな時代が訪れるのか分かりませんが、引き続き地球PFの運用を続けて行きたいと思います。
【姉妹サイト】