アメリカの宝くじ「メガミリオンズ」で、13億4000万ドル(1780億円)の当たりくじが出ました。これまで当選者が出ずに29回繰り越されて、賞金がここまでの額に膨れ上がったそうです。1780億円とは、とんでもない金額ですね。さすがアメリカ、宝くじの賞金額も桁違いのスケールです。まさしくアメリカンドリームですね。
宝くじには夢がありますが、一方で「愚者の税金」とも言われます。数あるギャンブルの中でも還元率が特に低く、胴元が売上の大半を得てしまうからです。宝くじの胴元は公共団体なので、確かに税金と言えるかもしれませんね。つまり、一般に宝くじは購入者にとって期待値が割に合わないほど低いです。
しかし今回のメガミリオンズは、もはや期待値が購入額を上回っていないでしょうか。こちらは1口2ドルで、1等の当選確率は3億250万分の1だそうです。1等だけを考慮しても期待値は4.4ドル強と、購入額の倍以上になります。賞金にかかる税金を差し引いても、まだ期待値の方が大きいかもしれません。賞金の繰り越しが何度も重なると、どこかの段階で宝くじが愚者の税金ではなくなるのかもしれません。夢があります。
しかし、こんな大金を死ぬまでに使い切れるのでしょうか。私では難しいかもしれません。1000億円以上あるなら、とりあえず地球PFをもっと拡充できそうです。まず地球債には、新興国債のETF「VWOB」を加えます。また地球商品として、コモディティ全般のETF「GSG」を買います。いずれも現在はコストを懸念して保有していませんが、資金がこれほどの規模になると、現状の地球PF簡易版では分散が不十分です。いや、そもそも運用する必要があるのでしょうか。よく分からなくなってきました。
それにしても、アメリカでは宝くじの当選者が公表されますよね。これが怖いです。よく、宝くじの当選者は不幸になると言われます。急に大金が転がり込んできて使い果たしてしまい、晩年は金欠で苦労するパターンが多いそうです。とはいえ、それは本人の自制心次第でしょう。しかし公表されてしまうと、賞金の分け前を目当てに色々の人が寄って来そうです。こちらの方が防ぐのが難しいかもしれません。
もし私が宝くじに当たって高額の賞金をゲットしたら、まず知人には絶対に言わないと思います。ブログには書くかもしれません。特に問題無さそうなので。家族には、どうでしょう。言うべきかもしれませんが、うちの家族にお金の話は非常に危険な気も、、、うーん。少々考えものです。
まあ実際には宝くじを買ったことが無いし、今後も買わないと思います。ここまで全く無駄な妄想でした。
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