地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

東京のCPI、30年ぶりの上昇幅

東京23区の8月の消費者物価指数(生鮮食品除く)が去年より2.6%上昇しました。消費増税の影響を除くと30年2か月ぶりの上昇幅です。

特にエネルギー価格が大きく上昇しています。電気代が29%、都市ガスが28.5%だそうです。これは生活に直撃ですね。エネルギーは絶対に必要で、節約にも限度があります。

生鮮食品を除く食料は3.8%上昇。確かにスーパーやコンビニでも、食料品の価格が微妙に上がっている気がします。少し前までは、価格は同じでも実は中身が減っている、いわゆる「ステルス値上げ」が大半でした。私はスナック菓子(ポテチとか)が好きで良く買うんですけど、昔より明らかに容量が少なくなっています。そのステルス値上げも限界で、いよいよ本当に価格に転嫁してきたようですね。

東京のCPIは日本全体のCPIの先行指標になります。昨今米国のインフレ率が大きな注目を集めていますが、日本でも着実にインフレが進んでいます。

米国ではインフレ退治のために、FRBが金融引き締めを行っています。先日のジャクソンホール会議でも、パウエル議長が引き続きインフレ退治に取り組む姿勢を表明しました。おかげで株式市場は大きく下落しましたが、インフレ退治が最優先になるのは仕方ないと思います。

今後注目したいのは日銀の行動ですね。今のところ緩和姿勢を崩しておらず、世界の動きと逆行しています。しかし、このままインフレが進めば、日銀も政策の転換を迫られるはずです。その際に、株式市場や為替がどれほどの影響を受けるのか気になるところです。

直近では米国のリセッションが懸念されています。株式市場はしばらく低迷するかもしれません。リセッションに陥れば地球PFも打撃を受けますが、その点はそれほど気にしていません。株式市場は、せいぜい数年もすれば回復するでしょう。

それよりもインフレの長期化の方が怖いです。こちらは、ほぼ永続的に資産を減らす方向に働きます。幸いなことに、地球PF内では地球株の割合が大きく、ゴールドも少しずつ増えてきました。割とインフレ対応型のポートフォリオになっています。

短期的な価格変動に動揺せず、今後もなるべく長期的な視点で運用していきたいと思います。

 

【姉妹サイト】

お金と労働と地球株
~無能が30代で資産1億円を達成した方法~