地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

売るに売れないVT

地球PFは複数のETFで構成されたポートフォリオです。現在、最大の割合を占めるETFは地球株「VT」です。これだけで1億円程あります。私は元々「地球株だけ」を運用していまして、そのほとんどがVTでした。数か月前からポートフォリオを「地球PF」に移行していますが、依然としてVTの割合が圧倒的です。

また、私は典型的な日本型企業に勤務しています。この種の企業は解雇規制が強く働くため、一定の給料が保証されている従業員はまるで「会社員債券」を持っているようなものです。もう40代半ば近くとなりましたが、それでも潜在的な会社員債券の割合がまだ十分に大きいと考えています。そのため、地球PFへの移行が今後更に進んでも、しばらくは地球債より地球株の割合を大きくしておく予定です。ただし、昨今では同債券の前提となる終身雇用制が絶賛崩壊中です。また私自身、日々「リタイア」への想いが強くなってきています。状況によっては、地球株より地球債を増やしていくことになるかもしれません。

いずれにしても、現時点ではVTの割合が圧倒的に大きいです。このVTは原則として売却しないつもりです。地球PF運用は典型的な「買い持ち」運用なので「売り」の選択肢がなく、仮に地球株の割合が大きくなり過ぎた場合でも積立をストップするだけです。また先日の記事にも書きましたが、もし売却するとかなり大きな税金が発生する恐れがあります。

実はこれら以外にもう一点、売るに売れない理由があります。VTを特定口座ではなく、「一般口座」で保有しているためです。特定口座(の「源泉徴収あり」)の場合、証券会社が勝手に損益計算を行ってくれるため確定申告が不要です。一方、一般口座の場合は自分で売買損益を計算して確定申告しなければなりません。この計算や手続きの詳細がよく分かっておらず、調べるのも大変そうなので、とても売る気になれません。

なぜ一般口座で持っているのかというと、当時はどの証券会社でも、一般口座でしか外国株を保有できなかったからです。VTは2008年に登場し、翌年頃には日本の証券会社でも買えるようになったと記憶しています。私は既に「地球株」運用をスタートしていましたが、当時は色々なファンドを組み合わせて何とか地球株を実現していました。そういった状況だったので、1本で地球株を実現できるVTが登場して非常に嬉しかったです。早速VTを一般口座で購入しまして、以降はこれに延々と積立を行って来た、というわけです。

本当はVTを一般口座から特定口座に(売却を伴わずに)移管したいのですが、これは制度上できません。地球PF運用では余程の理由がない限り「売り」は厳禁です。しかし今後も続く長期運用の中で、心変わりする可能性は大いにあり得ます。その際に、売却が面倒な一般口座でVTを保有していることは、結果的に売却を防ぐためのブレーキとして働いてくれるかもしれません。

 

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