昨日、9月の米消費者物価指数が発表されました。事前予想よりも高い、前年同月比8.2%の上昇。食品とエネルギーを除いたコア指数は6.6%上昇。こちらは1982年以来、40年ぶりの大きさだそうです。市場関係者はコア指数の方をより重視しています。
これを受けて、今後も大幅利上げが続くとの推測から米株価は大きく下落しました。米10年債利回りも再び4%を超過。また、ドル円も一気に147円台をつけました。ドル円は更に147円台の後半まで進み、一時、1990年以来32年ぶりの円安となりました。
ドル円は現在、147円台前半を推移しています。どうも介入があったような感じがしますが、今のところ分かりません。どちらにしろ、この状況で単独介入の効果は限定的でしょう。引き続き円安が進み、すんなりと150円まで行くかもしれません。
米CPIの発表前から、もし数値が高ければ上記のような展開になるだろうと大方予想されていたと思います。ところが驚いたことに、米株価は急反発しました。この展開を予想していた人はほとんど居なかったのではないでしょうか。まさにジェットコースターのような相場です。
大幅下落後の大幅反発について、様々な識者が様々な解説をしています。中には「底を打った」という人も居ます。しかし、おそらくそれは無いでしょう。むしろ次回の利上げ幅は0.75%でほぼ確定、その次も0.75%になるかもしれず、株価は趨勢として下落方向かと思っています。
このような相場ではボラティリティーが非常に高く、短期の予想は不可能です。もっとも個人的には、本来どのような相場でも短期の株価予想など無理なのではないかと思っています。その前提の下、私はどのような市場環境でも引き続き地球PFを保有し続けていくつもりです。
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