私は「マネーフォワードME」（以下、マネフォ）の無料会員版（以下、無料版）で資産を管理しています。
毎週土曜日に地球PFの運用状況を報告していますが、その記事に貼り付けている画像はマネフォのキャプチャ画像です。これまで無料版でも、証券会社等の口座を10件まで登録できました。ところが、12月7日より口座連携数の上限が10件から4件に削減されると発表されました。なお、有料のプレミアム会員版（以下、有料版）は口座連件数が無制限です。
先日ツイッターでこの情報を知りました。株クラ（ツイッターの株式クラスタ）は蜂の巣をつついたような騒ぎになっていました。数千万円あるいは数億円もの資産を保有している人たちまで無料版改悪にショックを受けています。なかなか滑稽な光景です。
他人事のように言っていますが、私もその当事者です。現在マネフォにMAX10件の口座を連携させています。それだけに、連携数上限10件から4件への削減には大きな衝撃を受けました。思わず「えー！」と声が出てしまったほどです。
考えてみれば、もともと無料で使えていたのが不思議なくらい高性能なサービスでした。マネフォを使う前は、各証券会社や銀行の口座にいちいちログインし、それぞれの資産の評価額をExcelに転記して集計していました。そうして手動で資産を管理していましたが、あまりにも面倒で管理を止めてしまいました。その後マネフォを使い始めて状況が一変しました。全口座の資産を一括で管理集計でき、常に最新の資産額を把握できるようになったのです。このようなサービスをこれまで無料で提供してくれたことに対して「ありがとう」と言わなければなりません。
それはそれとして、今後どうするか考えなければなりません。口座連携数削減の経過措置として、マネフォ有料版を30日間無料で使えるクーポンが配布されるそうです。それは利用するかもしれませんが、時間稼ぎにしかなりません。根本的な対策は以下のいずれかになるでしょう。
＜対策案＞
- 無料版を継続利用（連携口座を4件に絞る）
- 有料版に移行
- Excel手動管理に戻す
- 他ツールに移行
まず、連携口座を思い切って4件に絞り、これまでどおりマネフォ無料版を利用し続ける案です。これは難しいです。現在すでに10件フルで連携させていますが、実はこれでも足りておらず、一部の口座は管理から漏れています。この状況で4件に絞るのは現実的ではありません。
次に有料版へ移行する案です。本来であれば、これが本筋でしょう。有料版の費用は、500円/月あるいは5300円/年です。それだけの価値があると言われればそうなのかもしれませんが、私にとっては高額です。私はアマゾンプライムやNetflixといった、いわゆるサブスクのサービスを一切利用していません。それだけに、資産の管理に毎月（or 毎年）料金が発生する、という状況にどうしても抵抗を感じてしまします。
では、マネフォの利用を止めてExcelでの手動管理に戻す案はどうでしょうか。これは無理です。そもそもExcel手動管理に挫折して、マネフォを使い始めました。もう後戻りできません。
最後に、思い切って他ツールに移行する案です。もちろん無料で使えるツールを検討します。これがもっとも現実的なプランです。ツイッターで情報を集めたところ、有力な移行先は以下2つと思われます。いずれもマネフォ同様、複数の口座に跨る資産を一括で管理できるサービスです。
＜マネフォ移行先候補＞
- Moneytree
- おかねのコンパス
「Moneytree」はマネフォと同じくらい有名なサービスです。基本的に無料ですが、楽天銀行の口座が連携対象外のようです。私は楽天銀行も使っているため、連携してくれないと困ります。残念です。
「おかねのコンパス」は今回ツイッターで始めて知りましたが、無料で利用でき、しかも連携口座数は無制限だそうです。マネフォの開発会社「マネーフォワード社」が共同開発したツールだということで、おそらく使い勝手もマネフォとそれほど変わらないでしょう。どちらかと言うと資産管理の機能に特化していて、支出管理の方はいまいちのようです。私はマネフォを資産管理用にしか使っていなかったので、支出管理の機能は不要です。おかねのコンパスであれば、今までと同じ使い方ができるかもしれません。
ということで、今のところ最有力のプランは、マネフォから「おかねのコンパス」への移行です。もう少し情報を集めて、問題なければ年内に移行に着手したいと思います。
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