地球PF運用ブログ

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日銀、現状維持

日銀は金融政策決定会合で、現状の大規模緩和の維持を決定しました。長期金利の上限は引き続き0.5%となります。緩和維持の理由について、後ほど黒田総裁の会見があります。残念ながら私は仕事中なので見れませんが。

今回の日銀会合は大変注目されていました。FOMC以上の注目度だったと思います。市場では日銀の金融政策について様々な憶測が飛び交っていました。現状維持から、YCC変動幅を0.75%に拡大する(事実上の利上げ)、あるいはYCCを撤廃してしまう、といった幅広い予想が出ていました。為替はそれらを織り込み、1ドル127円台まで円高が進行していました。

結果は現状維持ということで、現在ドル円は一気に131円台まで戻しています。地球PFは主に外国資産で構成されているため、為替の変動に敏感です。円安は地球PFにとってプラス要因となります。逆にヘッジファンドの思惑は今回外れた形になるでしょうか。

日銀は先月、長期金利の変動幅を0.25→0.5%に引き上げていました。このサプライズの利上げで、地球PFは1日で755万円もの損失を被りました。

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こういった「前科」があるため、私も今回の日銀会合には大変注目していました。とりあえず現状維持で一安心です。

おそらく今の日本経済にとっては緩和維持が正解なのでしょう。日本もインフレが進行していますが、これは景気回復によるものではありません。景気は依然として悪く、この状況での利上げは景気悪化に拍車をかけてしまうと思います。

一方で、YCCが不自然な金融政策であることは否めません。この政策で、日銀は長期金利が上がらないように国債を大量に購入し続けています。不自然だからこそ、日銀はヘッジファンドに目を付けられて攻撃されています。長期金利は連日のように、上限の0.5%を突破されています。

日銀は大変難しい舵取りを要求されています。黒田総裁は今年4月に任期を迎えます。それまでにYCCを撤廃するのか、それとも新総裁に託すのか、注目したいところです。

 

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