寒波の影響で厳しい冷え込みが続いています。私は在宅勤務のため、普段はほとんど外出しない日々を送っています。今ではお客様との会議もほとんどWeb会議です。便利な世の中になったものです。しかし昨日は、お客様との対面でのお打ち合わせのため名古屋まで出張しました。久々の新幹線出張です。寒過ぎて死ぬかと思いました。
ちょうど最強寒波が到来しているタイミングと重なり、我ながら「引きの悪さ」が神がかっているなと感動しました。現地では雪が降っており、帰りの新幹線は1時間弱ほど遅延しました。本当は名古屋で美味しいものでも食べて帰りたいところでしたが、新幹線の遅延が更に酷くなる懸念があったので、特に何も食べず急いで直帰しました。またこんな状況なので、新幹線はどの号も混んでおり、真ん中の「B席」しか空いていませんでした。割と踏んだり蹴ったりでした。
しかし考えてみれば、コロナ前はどんな悪天候でもバリバリと新幹線出張をこなしていました。昨日よりはるかに酷い天気の日もあったし、新幹線が途中停止して、車内に何時間も閉じ込められたりしたこともありました。そんな時でも、当時は「よし、停まっている間に資料を作れる」「今のうちにメールをいくつか処理しておこう」などと、PCを開いてせっせと仕事をしていました。いま振り返ると、狂っていたとしか思えませんね。長引く在宅勤務ですっかり身体がなまってしまったのか、それとも人間的な感性を取り戻しつつあるのか、よく分かりません。ただ、もうあんな日々は嫌だな、と思います。
私はFIREに憧れを抱いていますが、もしFIREを達成できたら同じような感覚を覚えるかもしれません。「毎週5日、朝から晩までよく働いていたな」「狂っていたとしか思えない」と。無職となって社会的には死ぬのかもしれませんが、一方で思索の時間が増え、むしろ人として生き生きと過ごしている可能性もあります。いつかそんな感覚を味わってみたいです。
昨日は極寒の中、久々の新幹線出張で疲れ果てました。今後はコロナ禍以前のように、新幹線であちこち出張して当然、という日々に戻るかもしれません。社会的に「ウィズ・コロナ」が許容されるようになれば、在宅勤務の必要性も急速に薄まるでしょう。いやー、無理っすわ。。。社畜はつらいです。
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