地球PF運用ブログ

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同期の退職

先日、滅多に会わない同期数人と久々に会う機会がありました。みんな部署も勤務地もバラバラです。中には研修以来、かれこれ20年近く一度も連絡を取っていない人も居ました。まあ大きい会社なので、そんなものかもしれません。

その中の1人、A君が3月末をもって退職する、ということでした。彼とは研修時代によく遊んだり飲んだりしていました。また私が休職して塞ぎ込んでいた頃にも、遊びに誘ってくれたり話し相手になってくれたりしました。退職の決断に至るまで、長らく葛藤したことでしょう。驚くと同時に、若い頃あんなにお世話になったのに、私はその後相談にも乗ってあげられず、申し訳ない気分になりました。

A君は非常に熱いというか、仕事に情熱を燃やすタイプの人間です。私とは正反対のタイプかもしれません。あまりにも熱すぎて、一部同期からウザがられていました。とはいえ、会社に欠かせない人材だろうと思います。

数年前、A君が所属していたドメインが、事業も人員も丸ごと他社へ売却されることになったそうです。社員は売却先へ行くか、会社に残るかの選択を迫られました。こういった場合、残っても碌なことになりません。A君もそれを分かっていましたが、家族と相談の上、残る選択をしたそうです。しかし、その後の仕事はあまりにも張り合いが無く、このたび辞める決断に至ったということでした。

次の職場は決まっていないそうです。「地元に帰って、地元に貢献できる会社で頑張りたい」と言っていました。非常に彼らしい言葉です。A君には奥さんも子どもも居るので大丈夫かなと心配になりましたが、それは余計なお世話というものでしょう。

それにしても不思議なものです。A君は会社に貢献する意志があり、その能力も十分にあったはずです。事業売却さえ無ければ、今後も思い切り仕事に打ち込みたかったことでしょう。こんな形で会社を去ることとなり、本人も残念だろうし、会社としても非常にもったいないと思います。一方、私はぶっちゃけもう働きたくなく、そろそろFIREしようかな、などと舐めた考えを抱きながら未だに会社に居座っています。あらためて、大企業は配属ガチャだなと痛感します。

A君の第二の人生を応援したいと思います。

 

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