地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

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植物学の日に思う

本日4月24日は「植物学の日」です。植物分類学の権威として数多くの功績を残した牧野富太郎博士の誕生日にちなんで制定されました。博士は「植物の神様」「日本植物学の父」「植物分類学の父」として広く知られています。一昨年前の朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルだったので記憶に新しいところです。

らんまん、面白かったです。最近の朝ドラの傾向として、歴史上の実在の人物をモデルにした作品は面白い気がします。「エール」も面白かったですし、先月末から始まった「あんぱん」も既に面白いです。もちろん例外もあります。たとえば「カムカムエヴリバディ」はフィクションでしたけど大変面白かったです。いま再放送されてますね。

牧野博士は幼少の頃より植物が大好きで、小学校を2年で中退して独学で植物研究に没頭します。造り酒屋の跡取りでしたが、これを継がずに植物学の道をまい進し、成人して東大理学部の研究室に出入りするようになります。26歳で日本初の植物図鑑「日本植物志図篇」を刊行します。すべて自費、絵は自分で描き、印刷するために印刷工場で石板印刷技術を学んだという徹底ぶりです。その翌年には新種の植物を発見し、博士の名が世界的に知られるようになります。その後も数々の功績を残して東京帝国大学の理学博士となりました。小学校中退の身分から、ついには日本植物学の父とまで称される伝説的な植物学者となったわけです。いやー、すごい。

博士の人並外れた才能や努力はさることながら、「好き」の原動力がいかに大きいものか考えさせられます。博士はとにかく植物が好きで、寝ても覚めても頭の中は植物のことばかり、生涯を通して植物に情熱を注ぎ続けました。ある意味で「好き」から生じる莫大なエネルギーが日本の植物学を切り拓いたとも言えます。

これが「偉くなりたい」「社会に貢献したい」という動機だけでは、おそらくこうはいかなかったでしょう。それはそれで結構なモチベーションだと思いますが、おそらくシンプルな「好き」には敵わない気がします。とことん「好き」を追及した結果として、やがて偉くなったり社会に貢献するのが理想だと思います。

この「社会貢献」という言葉、社畜時代に幾度となく耳にしました。元勤務先の経営理念もそんな感じでした。それはもう文句なしに素晴らしい考えだし、社会貢献は良いことに違いありません。しかし自分自身を幸せにせず、社会を幸せにするために日々嫌な仕事をこなす、というのは変です。順番が逆でしょう。牧野博士は何も最初から社会貢献を志していたわけではなく、まず好きなことを追及することで自分が幸せになり、その成果が偉大な社会貢献に結実しました。この順番が大事だと思います。

ところで、私のようなFIRE民は働いていないことから「社会に貢献していない」と叩かれがちです。おそらくFIRE民を叩く人は、それはそれは日々大変な思いをしながら働いているのでしょう。頭が下がります。一部のFIRE民も社会貢献していないことに悩んで再び働き始めたりするようです。私自身は上記のように「自分が不幸なのに社会を幸せにするというのは順番がおかしい」と思っているので、たとえ社会貢献云々で揶揄されても特に何とも思いません。本来は幸せに働いて、それが社会貢献に繋がれば最高です。しかし、私の場合は最初の「幸せに働く」というステップで躓いて今があります。

私はFIREしてから、学生時代に好きで熱中していた中南米音楽の演奏練習を再開しました。今はこれが楽しいので、しばらく続けようと思っています。「いつか私の演奏で人々を喜ばせよう、これで名をあげよう」なんて大それたことは1ミリも考えていません。ただ楽しいからやっています。それで良いんじゃないかなと思います。

とはいえ、いつか音楽に飽きて他のことに興味が向かうかも分かりません。そのために再び社畜をすることもあり得ます。現時点では極めて確率が低いと思いますけど。せっかくFIREして自由を手にしました。また別に好きなことが見つかれば、躊躇せずに追及してみたいと思います。

 

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