地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

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FRB、0.5%利下げ

FRBは18日、FOMCで0.5%の利下げを決定しました。大幅利下げです。今回のFOMC、利下げ自体は事前に高い確度で予想されていました。そのため焦点は利下げ幅で、0.25%か0.5%かで予想が拮抗していました。結果は0.5%。通常の2倍となる大幅利下げに踏み切りました。これにより、政策金利は4.75%から5%となります。

これまでFRBはインフレ抑制のために、長らく異例の利上げ政策を取って来ました。ここへ来て、実に4年半ぶりの利下げです。いよいよ金融政策が転換されます。大幅利下げの理由は、労働市場の減速リスクを重視したとのことです。なお年内に更に0.5%の利下げが見込まれています。インフレ抑制の成果に自信があるのでしょう。

決定を受けて為替は大きく反応しました。ドル円は決定前の1ドル142円から、一時140円台にまで上がりました。利下げで日米の金利差が縮まるとの観測からでしょう。しかしパウエル議長が会見で今後の大幅利下げに慎重姿勢を示したことから一転して巻き戻しました。現在は再び決定前の水準に戻って来ています。というか、むしろ決定前より円安になっています。非常に荒い値動きです。

株の方は、NYダウが一時370ドルを超える上昇を見せ、取り引き時間中の最高値を更新しました。大幅利下げが景気を下支えするとの思惑からでしょう。しかしその後は失速し、結局前日比で103ドルのマイナスとなりました。こちらも値動きが荒いです。なおナスダックもマイナスです。

為替も株も大きく動いたものの、最後は決定前とさほど変わらない水準に落ち着いています。地球PFもそれほど影響を受けておらず、今朝時点で微増に留まっています。前日比57万円のプラスです。たぶん大幅利下げの決定直後は激しく動いたのでしょうが、そこは見ていないので分かりません。中身の動きも現時点では確認していません。詳細な集計は例によって週末に行いたいと思います。

地球PF、大幅利下げの影響は限定的

 

今後気になるのは米経済がリセッション入りするかどうかです。過去のデータによると、大幅利下げの後に米経済が景気後退に陥るケースが多いです。パウエル議長はソフトランディングに自信を示していますが、こればかりは誰にも分かりません。

リセッションとなれば、もちろん地球PFも大きな影響を受けます。そうなれば地球株は大幅下落必至ですが、同時に地球債の上昇がクッションになってくれるものと期待しています。とはいえ今のところ、大幅利下げにもかかわらず債券価格の上昇が微妙な気がします。今後の地球PFの要、地球債の時代は果たして到来するのだろうか。

このたびFRBが金融政策を転換し、0.5%の大幅利下げに踏み切りました。市場は意外と落ち着いているように見えます。地球PFへの影響も今のところ限定的です。しかし今回の決定で、今後は市場環境が大きく変わります。それでも地球PFの運用方針は今後とも変わりません。引き続き淡々と運用していきます。

 

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