地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

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米雇用統計下方修正

労働省は昨日、2024年分の雇用統計の年次改訂推定値を公表しました。2023年4月から2024年3月までの就業者数について、81万8000人の下方修正となる可能性があります。80万人以上とは、かなり大幅な修正です。50万人以上の下方修正は実に15年ぶりです。

当初の数字でも労働市場の弱さが見られていましたが、実態はそれより更に酷かったということになります。これを受けて株価もドル円も乱高下しました。しかし、どちらも現時点でそれほど大きな下落には至っていません。既に織り込まれていたようです。

それでも多少(1円ほど)円高となり、地球PFも相応に下落しました。地球PFはほとんど外国資産で構成されているため円高に弱いです。1円の円高で、現状の地球PFは大体130~140万円ほど下がります。ただし、これは為替以外の要素を除いた場合の計算です。今回は実際のところ、今朝時点で前日比130万円ほどの下落でした。

米景気はどうなっているのでしょうか。雇用統計は米景気を見る上で非常に重要です。FRBもこれを金融政策決定の拠り所にしています。今回の大幅な下方修正から、米景気は相当に悪く、米経済は既に景気減速に入っているものと思います。

それにしても、下方修正の発表に至るまでに情報が錯綜しました。19日に「ゼロヘッジ」という金融情報サイトが「最大100万人の下方修正」と報道しました。この情報はXでもトレンド入りするなどして、ちょっとしたプチパニック状態となりました。21日、米労働省の発表が遅れ、「下方修正は実は20万人だった」といったガセネタが飛び交いました。その後、81万8000人という正式な数字が出て来ました。当初ゼロヘッジの信頼性に関しても話題になりましたが、結果的に概ね正しい規模感の情報を伝えていたことになります。

FRBの今後の動きに注目です。9月利下げはほぼ規定路線かと思いますが、その利下げ幅がどうなるかに注目が集まっています。今回の下方修正を受けて大幅利下げに踏み切るかもしれません。そうなれば、金利差の縮小から円高が急進して、地球PFも大きく下げる可能性があります。最近の慌ただしい市場環境の中、地球PFもだいぶ振り回されています。荒波を乗り越えていきたいと思います。

 

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