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パウエル議長「調整する時がきた」

毎週土曜日に地球PFを集計しています。しかし今日はSBI証券の外貨建商品サイトがメンテナンスのためサービス停止になっており集計できません。SBI証券、長らくお世話になっていますが、メンテの頻度が高過ぎるのが玉に瑕です。土曜日に終日メンテとなると地球PFの集計は完全にお手上げとなります。仕方がないので、今週の集計は明日に延期したいと思います。

ところで、今週の数字には少々注目していました。昨日ジャクソンホール会議でパウエル議長が講演し、次回FOMCでとうとう利下げに踏む切る考えを示したからです。

ジャクソンホール会議は、主要国の中央銀行幹部や経済学者などが集まって金融政策等について意見を交わす催しです。ちなみに植田日銀総裁は今回、国内の閉会中審査を優先してジャクソンホール会議への出席を見送りました。今回はパウエル議長が利下げについて言及する可能性があるということで、かなり前から注目が集まっていました。地球PFにも大きく影響するので私も気になっていました。もっとも直前まで金ローで「となりのトトロ」を見ていて、途中から会議のことをすっかり忘れていましたけど。

パウエル議長の発言は9月利下げを強く示唆するものでした。利下げ幅はともかく、利下げ自体はほぼ確実に実施されるとみて良いでしょう。

 

パウエル議長の発言内容

  • 「金融政策について調整する時が来た」
  • 「インフレ率は2%の物価目標に持続的に向かっているという私の自信は深まった」
  • 労働市場のこれ以上の冷え込みや減速は求めも、望みもしない。インフレが再加速するリスクが減った一方、雇用が悪化するリスクは増大した」

 

「調整する時が来た」。まるで「その時歴史が動いた」みたいな物々しい表現です。2年以上にも及んだ利上げ政策が利下げに転換しようとしています。長きにわたるインフレとの戦いもいよいよ終局といったところでしょうか。FRBは利下げに伴うインフレ再加速よりも雇用悪化のリスクを懸念しており、明らかに景気減速を警戒しています。ついに利下げです。

これを受けて市場は大きく反応しました。利下げが景気にとってプラスとの見方から、NWダウは一時490ドル以上値上がりし、市場最高値を一時的に超えました。ナスダックもS&P500も上昇、米国株の主要3指数はいずれも1%以上の上昇となりました。債券価格やゴールドなども上がっています。一方、ドル円は一気に2円以上も下落して現在1ドル144円台前半です。FRBが利下げすれば内外金利差が縮小するため、ドル円円高となります。日本人の投資家にとっては、株価などの上昇を円高が相殺してしまうため、意外とトントンの結果になるかもしれません。明日の集計で地球PFの動きを見れば全体の様子を一望できるでしょう。

ソフトランディングの道筋が見えて来ました。9月利下げとなると、次の関心はその利下げ幅です。0.25%か0.5%か。おそらくFRBは8月の雇用統計を睨んで決めるのでしょう。0.5%の利下げとなれば地球PFにも非常に大きく影響します。

多くの投資家は利下げに伴う株価の上昇に注目していますが、私はどちらかというと債券価格に注目しています。金利がダイレクトに影響するのは、株価よりも債券価格です。債券価格は利下げで上昇します。これまで地球PFでは米国債をはじめとした地球債にせっせと投資してきました。今や地球債は1.2億円の規模にまで成長しています。これまで不遇だった地球債がようやく活躍してくれるかもしれません。仕込んできた甲斐があるというものです。

もっとも、これまで地球債の割合増に重点を置いて来たのは、FRBや各国の利下げ見込みとは全く関係ありません。私が無職になることで「会社員債券」が消失してしまうからです。その見合いとして、地球PFの中で本当の債券の割合を増やす必要が生じたのでした。極めて個人的な事情です。会社員債券の考え方については姉妹サイトの該当ページをご参照ください(お金と労働と地球株 - 4-6. 会社員債券)。

今回のパウエル議長による利下げ示唆で、株価も債券価格も為替も大きく動きました。地球PFへの影響が気になるところです。明日あらためて集計したいと思います。

 

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