最近の地球PFは上り調子です。9月初めから4週連続で上昇しています。9月8日時点の評価額は2.61億円でした。これが昨日時点では2.76億円です。この1か月で1500万円ほど増加しています。
地球PFの集計は原則として週次と月次で行っています。このスパンで見ると直近で良い感じに思えますが、もう少し遡ると違った景色が見えて来ます。ちょうど9月が終わって10月に入りました。1クォーター前、6月末の数字はどうだったでしょうか。2.88億円でした。つまり、この3か月では1200万円ほど減少しています。
このように、地球PFは必ずしも順調に増加しているわけではありません。ピークは7月中旬頃で、最高値は平日につけた294,450,499円です。もう少しで3億円に届いてしまうのではないかと思ったものです。昨日時点の数字は、ピーク時から見れば、まだ1840万円のマイナスということになります。余談ですが、Xのヘッダー画像にはこの最高値の数字(マネーフォワード)を埋め込んでいます。
思えば当時は異常な円安株高でした。為替は1ドル160円程度でした。たった3か月ほど前の話ですが、今振り返ってみても信じ難い水準です。FRBが金融政策を転換した今となっては、しばらくこの水準に戻ることはないでしょう。地球PFはそのような市場環境に支えられて上がっていたので、やはり再びピークを超えるのはかなり先になると思います。Xのヘッダー画像を変える機会もしばらく訪れなさそうです。
地球PFは9割ほどが外国資産なので為替の影響を大きく受けます。日本の資産を増やせばその影響を小さくできますが、それは運用方針上できません。地球全体へのパッシブ投資とはそういうものです。これは地球PFに特有の話ではなく、たとえば株式に限ってオルカン等に全ツッパする場合でも同様です。
地球全体へのパッシブ投資を維持しながら、かつ為替による変動が嫌であれば、とりあえずPFの外で円預金なり個人向け国債なりを積んでおくしかないと思います。一般的には為替ヘッジをかけるのでしょうが、あまり本質的な対策ではないと思います。
為替変動を減らすためだけに、わざわざコストをかけるのは個人的に嫌です。そもそも円だって他の通貨(たとえばドル)から見れば変動しています。すべての通貨がそうです。また通貨全体も他の実物資産等から見れば変動、長期的には下落します。あらゆる資産の価値は相対的であり、日本円も例外ではありません。名目上の円ベースでの評価額を過度に気にすることもないでしょう。
話が逸れました。「円ベースの数字を気にするな」と言いながら、いつも円ベースで上がった下がったと報告している当ブログです。カッコつけたことを言いましたが、ぶっちゃけ私たちは円で生活しているので、円ベースの数字が多少なりとも気になってしまうのは仕方ありません。
地球PFは最近調子が良いと言っても、少し視野を拡げれば、まだ3か月前のピークから1840万円もマイナスです。ちなみに年初来では4700万円ほどプラスになっています。こんな感じなので、週次や月次の運用報告における数十万円や数百万円くらいの動きなど本来かわいいものです。今後も長期的な視点を忘れないようにしたいと思います。
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