地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

2.8億円の「地球ポートフォリオ🌏」でFIREした氷河期無職のブログ

FIRE生活、半年経過

10月に入りました。3月末に退職し、無職生活に移行してから半年が経過したことになります。形式的な退職日は5月24日でしたが、最終出社日が3月末だったので、実質的にはそこから無職生活に入っています。あっという間に半年経ったな、という感じです。

よく「FIREなんて半年もすれば飽きる」といった話を見聞きします。個人的には今のところ全く飽きていません。国内外を旅行したり、美術館等に行ったり、人脈が広がったり、英語を再学習したり、楽器を練習したりと、それなりに充実しています。しかし、いずれこれらの活動に飽きる時が訪れるかもしれません。おそらくその時がFIRE生活の正念場になるのでしょう。

でも実のところ、この「FIRE生活に飽きる」という感覚がよく分かっていません。たとえば旅行に飽きることはあるでしょう。それなら、スポーツでも始めたり、本でも読んだり、ドラマでも見たり、何か旅行以外のことに打ち込めば良いと思います。より崇高なことがしたければ、ボランティアをしたり、事業を起こしても良いでしょう。ある活動に飽きることと、それらを含めたFIRE生活全般に飽きることとは全く意味が異なります。後者はもはや人生そのものに飽きている状態に近く、問題はその人個人の外ではなく内面にあると思わざるを得ません。

FIREしても暇を持て余して仕方ない、という人も居るかもしれません。そういう人はFIREに向いておらず、働いていた方が幸せなのでしょう。それも良いと思います。というか、社会的にはその方が良いと思います。FIREなんて実態はただの「無職」ですからね。先月韓国に旅行した際、入国カードの「Occupation」(職業) 欄に「Jobless」(無職) と記入しました。そういう身分や地位みたいなものが気になる人も、やはりFIREには向いていないでしょう。働きましょう。

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そもそも、暇ってそんなにつらいものでしょうか。私はとても幸せな状態だと思います。社畜時代なんて毎日クソ忙しくて、文字通り「心を亡くして」いました。今の方がよっぽど生きている実感があるくらいです。

おそらく多くの現代人は日々のスケジュールを何らかの予定で埋め尽くさなければ満足しない種族なのでしょう。その大半は仕事で、時おり余暇も「予定」の一部として組み込まれています。一体いつから人間はそうなったのでしょうか。多分イギリスの産業革命以降じゃないかな。そこから人間は分刻みで生きる忙しいマシンに進化(?)したのかもしれません。

それにしても、FIREしなくてもいつか定年を迎えるわけじゃないですか。辞めてもどうせ暇だから働いている、という人は、定年後はどう生きるつもりなのでしょうか。退職した瞬間に暇すぎて死ぬのでしょうか。いや、これ割と冗談じゃないんですよ。前職で、退職した途端に逝ってしまわれる先輩方が割と居ました。仕事は大事ですけど、仕事だけに人生を支配されるのは怖ろしいことです。

ところで今週末の連休に演奏会があります。FIRE生活における直近のメインイベントです。そのために今ケーナを練習しています。最近一番力を入れている活動がこの楽器練習でして、演奏会が終わったら今より暇になると思います。暇が本当に幸せなのかどうか、いよいよ実際に味わうことになるでしょう。覚悟してFIRE生活の正念場を迎えたいと思います。

 

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