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慶応の応援

先日23日に「第105回 全国高等学校野球選手大会」の決勝戦が行われ、慶応高校が107年ぶりに2度目の甲子園優勝を果たしました。おめでとうございます。

私はスポーツ全般に関心が低く、ふだん高校野球も特に見ません。そんな私でも今回の甲子園、特に決勝戦に関してはニュースが多かったので、例年になく関心を持っていました。慶応高校に関しては「野球推薦がない」「練習時間が短い」「球児が丸坊主ではない」等々、いわゆる強豪校との違いも注目されました。

中でも話題になったのが慶応の応援です。決勝戦では慶応関係者がスタンドを埋め尽くして大応援団を結成。応援歌(若き血)の大合唱が幾度となく響き渡りました。107年ぶりの優勝がかかっていたとはいえ、かなり異様な光景です。Twitterでも「慶応の応援」がトレンドに入り、「慶応の応援ヤバい」「3塁側全部慶応の応援で埋まってる」「圧がすごすぎて怖い」といったツイートが見られました。

相手の仙台育英高校は昨夏の王者であり、今大会でも優勝候補の筆頭でした。もちろん甲子園常連校です。しかし今回ばかりは、まるで甲子園が慶応のホームであり、仙台育英にとってアウェーといった感じでした。自分たちがミスしたりアウトになる度に球場全体から大歓声が上がっては、さすがに心が折れるでしょう。王者といっても高校生ですからね。実際に決勝戦では、仙台育英らしからぬミスを連発してしまったそうです。甲子園の王者が「陸の王者」に呑まれてしまった感じでしょうか。

今回の応援に見られるように、慶応OB(以下、塾員)の結束力の強さは野球に限らず有名です。塾員の同窓会「三田会」は政財界に対しても大きな影響力を持っており、その組織力は同窓会というレベルを超えています。職域や地域、卒業年といった単位で三田会が組織されていて、企業等の中にも個別三田会があります。そして、それらをトップの連合三田会が統括しています。三田会は、塾員の母校愛も相まって、ある意味で宗教団体に近い組織かもしれません。実際、宗教学者島田裕巳がそういった視点から三田会について本を書いています。

 

ところで、私は会社に入って1年でうつ病になり休職しました。復職した私を迎え入れてくれた新たな上司が慶応卒でした。ある日、上司から「定時後に○○(←社名)三田会の集まりがあるから来ると良いよ」と言われました。私は当時、三田会という存在は知っていましたが、上記のような組織立ったモノとは思っていませんでした。そういうわけで断ったんですけど、あの時もし集会に行っていれば何かが変わっていたのでしょうか。今となっては分かりません。

ただ、この上司のおかげで私はとてもスムーズに復職できました。今にして思えば、後輩のためにと色々取り計らってくれたのかもしれません。ありがたいことです。

私は来年FIREします。退職したら是非とも「無職三田会」に入って、前途有望なFIRE志望者の塾員をサポートしたいと思います。冗談です。いくら至る所に三田会があるといっても、そんな無益な三田会は存在しないでしょう。今後は塾員か否かはもちろん関係なく、FIREを検討している方にとって役立つ情報を当ブログで、あるいは何らかの形で発信できれば良いなと思います。

 

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