地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

恒大集団が破産

17日、中国の不動産大手「恒大集団」が破産法の適用を申請しました。負債総額は昨年末時点で48兆円に上ります。また、販売済みで未完成の住宅が、同じく昨年末時点で72万戸あるそうです。

さすが中国、スケールが大きいです。この1社の負債だけで日本の国家予算の半分近くあります。未完成住宅72万戸というのも凄まじいです。72万世帯が高額のマイホームを購入したのに入居できていない、ってことですよね。にわかに信じがたいスケールの破産です。

中国のGDPのうち、不動産業界が占める割合は3割程度です。かなり大きく、これまで中国経済を牽引してきました。今回破産した恒大集団は業界2位の企業です。業界1位の企業も、今年前半の利益が1兆円程度の赤字を見込んでいます。かつての日本のバブル崩壊を彷彿とさせます。

日本にとって中国は最大の貿易相手国です。中国経済が崩壊すれば、もちろん日本への影響も大きいです。中国への輸出が急減して、日本経済も大変なことになるでしょう。今やGDP世界第2位の中国は世界中の国々と深く繋がっています。その意味では日本に限らず、世界経済への影響も大きいかもしれません。

ただし、地球株への影響は限定的かもしれません。中国はGDPこそ大きいものの、株式時価総額はそれほど大きくありません。世界の実体経済への影響に対して、株価がそれに完全に連動するかどうかは未知数です。おそらく下落は避けられないものの、暴落までは行かないのではないかと思っています。

それより今後のパワーバランスが気になります。これによって、経済面で米国を追い抜きそうだった中国が失速するかもしれません。すると、今の中国の地位はインドが取って替わるのでしょうか。その方が日本にとって何となく良いような気がします。まあ来年には無職になる私がそんなこと気にしても仕方ないんですけどね。

私としては地球PFへの影響をウォッチしておきます。なお、影響が大きかろうが小さかろうが、特に地球PFの運用は変わらないと思います。

 

【姉妹サイト】

お金と労働と地球株
~無能が30代で資産1億円を達成した方法~

 

【他の投資家ブログ】

 

はてなランキング】