内閣府によると、2023年の日本の名目GDP(ドル建て)はドイツに抜かれ、世界4位に後退してしまったそうです。
日本とドイツの名目GDP(ドル換算)
- 日本:4兆2106億ドル
- ドイツ:4兆4561億ドル
日本は1968年に「GNP」で西ドイツを抜きました。指標は異なるものの、今回半世紀ぶりに逆転されてしまった形となります。
当ブログで一昨年、GDPで日本がドイツに追い抜かれそう、という記事を書きました。残念ながら現実となってしまいました。
昨今の円安で、ドルベースでの日本のGDPは大きく減少しています。両国の物価の違いも、この逆転に大きく影響しているのでしょう。ドイツは物価高です。こういった要因もあるにせよ、GDP4位転落は日本の衰退ぶりを物語る象徴的な出来事のように感じます。
前回の記事でも触れましたが、ドイツの人口は8300万人程度で、日本の3分の2くらいです。仮に日本人とドイツ人の生産性(1人あたりGDP)が同じであれば、単純に日本のGDPはドイツの1.5倍ほど大きいはずです。しかし実際には、むしろ追い抜かれてしまっています。残念ながら数字だけを見ると、日本人の生産性はドイツ人に比べて相当に低い、ということになります。
ちなみに、私は来月末で退職して4月から無職になるので、生産面での貢献はゼロとなります。残念だなー。まあ仮に働き続けたとしても、私の労働生産性は低いと思います。
なお地球PFにおいては、どの国のGDPがどうであれ特に問題ありません。今後も地球全体でGDPを上げ続けていただければと思います。
名目GDPランキングで、ドイツが世界3位、日本は世界4位となりました。世界5位はインドです。インドの名目GDPは現在3兆4000億ドル程度で、まだ日本の方がだいぶ大きいです。
しかし、インドは日本を猛追しています。インドは人口増加が著しく、そのおかげで経済も急成長しています。まさに日本と真逆です。今回ドイツに追い抜かれてしまいましたが、すぐにインドにも追い抜かれたらしまったら少々哀しいですね。
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