地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

イランがイスラエルに報復攻撃

昨日の運用報告で触れましたとおり、企業型DCの外国株式を全て外国債券にスイッチングしました。

chikyu-pf.hatenablog.com

今日はスイッチングに踏む切った事情や考え方に関する記事を書こうと思っていましたが、とんでもないニュースが飛び込んで来ましたので、企業型DCの記事は延期いたします。

イランの革命防衛隊は13日、イスラエル各地やゴラン高原に向けて200以上の無人機およびミサイルを発射しました。イスラエル軍は多くを迎撃するも、一部のミサイルは着弾して軍の施設に被害が出ています(ハガリ報道官)。これまでイランがイスラエル領を直接攻撃したことはなく、今回が初めてです。

革命防衛隊とは、イスラム革命後に発足したイランの軍事精鋭部隊です。ゴラン高原イスラエルの占領地域です。もともとはシリアの領土でしたが、第3次中東戦争イスラエルが占領して今に至ります。

今月初め、シリアにあるイラン大使館が攻撃を受け、革命防衛隊の司令官が殺害されました。イスラエルによる攻撃と見られています。これに対してイランは報復を表明していました。今回のイスラエルに対するイランの攻撃は、この報復の実行とされています。

中東情勢が一気に緊迫化しました。このまま両国が報復合戦を展開すれば第五次中東戦争となります。アメリカは明確にイスラエル支持です。今回の攻撃に対して、アメリカ国防総省は「アメリカ軍は、イランがイスラエルを標的に飛ばした無人機を中東地域で撃墜し続けている」と明らかにしています。一方、このままイランとイスラエルの報復合戦が長引けば、おそらく中国とロシアはイランを支持するでしょう。この場合、第三次世界大戦に発展しかねません。

私はかねてより中東戦争第三次世界大戦の引き金になると勝手に思っているので、イスラエル問題には以前から少々注目しています。

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第三次世界大戦ともなれば戦禍は地球全体に及ぶので、もちろん地球PFにとっても大打撃です。既に12日の時点で、今回の報復攻撃の可能性が伝えられてNWダウは500ドル以上値下がりしていました。ただでさえ米10年金利が4.5%もの高水準に達している中、中東情勢の緊迫化も加わり、市場はリスクオフの様相です。もし第五次中東戦争から第三次世界大戦に発展すれば、リスク資産の下落はこの程度では済まないでしょう。地球PFにとって極めて重大なリスク要因となっています。

ところで、冒頭の企業型DCのスイッチングについては、もしかすると暴落直前に株式から債券に逃げた、ということになるのかもしれません。もっとも、今後の展開は分かりませんし、もともと企業型DCの先進国株は地球PFの極一部に過ぎませんでした。スイッチングがあってもなくても、いざ暴落となれば、地球PF全体への打撃は依然として甚大です。

今後の中東情勢が気になるところです。イスラエルは国連安保理の緊急会合開催を要請しました。会合は日本時間の明日未明に開催予定です。しばらく関連のニュースを追っていきたいと思います。

 

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