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イスラエル問題のタブー

10月7日、イスラム組織ハマスイスラエルに大規模なロケット攻撃を行いました。これに対してイスラエルは激しい空爆で応酬。両陣営の死者は既に計2000人を超えています。

たびたび武力衝突が報じられるこの地域、私含め日本人には馴染みが薄いです。ハマスとは、パレスチナ暫定自治区ガザ地区」を実効支配するイスラム組織です。パレスナチは、イスラエル建国後に中東戦争を経て分断されました。ガザ地区は、その分断された地域の1つです。

今回、奇襲攻撃を仕掛けたハマスは明確に悪いでしょう。しかし、そもそも何故ハマスイスラエルを攻撃したかというと、ずっとパレスチナ人がイスラエルに虐げられてきたからです。ハマスと一般のパレスチナ人の思想は必ずしもイコールではありませんが、多くのパレスチナ人はハマスを支持しています。

1948年、ユダヤ人はパレスチナイスラエルを建国しました。元々住んでいたパレスチナ人は多くが追い出され、残った人々はイスラエルの占領下に置かれました。その後何度か両陣営の間で中東戦争が起きますが、ガザ地区は社会的にも経済的にも劣悪なまま、国際社会から放置されてきました。悲惨です。つまり、最初に侵略したのはイスラエルの方であって、その意味ではイスラエルも悪いです。

ではイスラエルユダヤ人は問答無用で悪いのかというと、彼らには彼らなりの事情があります。もともとユダヤ人は長らく迫害され、世界中に離散していました。そうしたユダヤ人にとって、パレスチナへのイスラエル建国は、実に2000年越しの悲願でした。なぜならパレスチナは、旧約聖書において神がユダヤ人(イスラエルの民)に与えたとされる「約束の地」だからです。ここまで遡って考えると、ユダヤ人も非常に悲惨でかわいそうなわけです。

ユダヤ人がパレスチナイスラエルを建国したのは、第一次世界大戦中にイギリスがそれを支持したからです。イギリスは戦争資金を得るためにユダヤ人に協力を求め、その見返りにユダヤ国家建設を表明しました。しかし一方で、アラブ民族も利用すべく、アラブの独立も支持しました。この相反する約束が、今回の件にも繋がる中東戦争の火種となった諸悪の根源です。さらにフランスに対しては、終戦後にパレスチナを分割するという約束をしました。いわゆる「三枚舌外交」です。こうして見ると、イギリスは同情の余地なく完全に悪いです。

さて、ここまでの話はよく知られた歴史だと思います。ここから少し陰謀論チックな話となります。

上記のとおり、ユダヤ人がパレスチナに拘るのは、そこが聖書に記された「約束の地」だからです。2000年以上前に神からユダヤ人に与えられた土地、ということで、パレスチナ人に対して先住の権利を主張しています。では、現在イスラエルに住んでいる多くのユダヤ人は当時のユダヤ人の血統なのでしょうか。

見た目からして違います。私たちが一般に想像するユダヤ人は、アインシュタインとかスピルバーグ監督といった白人系だと思います。しかし、聖書の時代のユダヤ人に白人系は居ません。オリエンタルのユダヤ人は、そもそもアラブ人と同族(セム系)です。見た目も今のアラブ人とほとんど同じはずです。

以前アメリカのドキュメンタリー番組で、最新の科学でイエス・キリストの顔を復元する、といった試みが行われました。その顔は、モロに中東男性の顔つきでした。

最新科学で復元されたイエス・キリストの顔
(出典:英BBC「神の子」)

それもそのはず、イエス・キリストは現在の中東・パレスチナ自治区ベツレヘム」生まれのユダヤ人だからです。とはいえ、びっくりした人も多いのではないでしょうか。イエス・キリストといえば、絵画や映画等で常に白人として描かれるからです。

一般に聖書の時代から続く血統のユダヤ人はスファラディと呼ばれます。一方、イスラエルに多く住んでいる白人のユダヤ人はアシュケナージと呼ばれます。では、白人のアシュケナージユダヤ人とは一体何者なのでしょうか。歴史的には、彼らはハザール王国の民、ハザール人の末裔とされています。ハザール王国は、7世紀頃にカスピ海から黒海沿岸にかけて栄えた国家です。ここが特徴的なのは、9世紀に国教をユダヤ教に全面改宗したことです。世界史でも類を見ない、オリエンタルのユダヤ人で構成されていないユダヤ教国家となりました。彼らの血を受け継ぐ者たちが、現在主流かつ私たちが一般に想像する白人のユダヤ人です。

ユダヤ人の定義はややこしく、研究者によって色々な主張があります。現在一般的には、人種は関係なく、あくまでユダヤ教に改宗した者がユダヤ人、ということになっています。そうであれば、アシュケナージであってもれっきとしたユダヤ人であり、何の問題もありません。しかし、彼らが聖書を根拠にして「パレスチナ人に対して先住の権利を主張している」となると、これは少々苦しいのではないかと思います。いくら現在の分類ではユダヤ人として括られるといっても、何しろ聖書の時代のユダヤ人とは血統が異なっています。となると、「自分たちは聖書の時代に神からこの地を与えられたのだ」という、パレスチナ侵略の正当性に疑問が生じてきます。彼らもそれを良く分かっているからなのか、アシュケナージユダヤ人の起源についてはイスラエル問題のタブーとなっています。あまり言ってはいけない問題なのです。

投資とは一見関係なさそうな、少々ディープな話になってしまいました。今回のイスラエルへの攻撃とその報復とで、事態は第5次中東戦争の様相を呈しています。ここから第3次世界大戦に発展しないとも限りません。そうなれば当然、地球PFにとって非常に大きなリスクとなります。というか、もはや地球人全体にとってもリスクです。平和あっての投資です。事態の早期解決を祈りたいと思います。

 

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