昨日、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻について記事にしました。その中で「かのクレディ・スイスも危険視されています」と書きました。
クレディ・スイスについては、twitterでそういった情報がツイートされまくっていたので触れました。しかし今日はtwitterをはじめとしたネット情報に限らず、テレビの普通のニュースでもクレディ・スイスの株価暴落等について報道されていました。やはりtwitterは情報の鮮度がピカイチだなと、あらためて感心しました。
クレディ・スイスは14日、財務報告と管理手順に「重大な弱点」があったとして、これを是正する旨の発表をしました。スイス国立銀行は支援を表明するも、筆頭株主のサウジ国立銀行は追加投資を否定。これにより、クレディ・スイスの株価は暴落し、過去最安値を記録しました。また債券も急落し、債務保証コストは過去最高となりました。
シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行については名前も聞いたことがありませんでしたが、そんな私でもクレディ・スイスは知っています。160年以上の歴史を誇る、まさにスイスを象徴する銀行です。プライベートバンキングとして有名ですね。まあ知っているのはそこまでなんですけど。
同行の株価暴落を受けて、欧州株、米国株、日本株も軒並み下落となりました。その前から下落しているのに、これでは泣きっ面に蜂です。ネット上では、クレディ・スイスの問題は他銀行の経営破綻と合わせてシステミック・リスクだという意見もあれば、本件はシリコンバレー銀行の破綻とは無関係の個別問題だという意見もあり、いまひとつ影響が読めません。
ただ現実として、主要株価指数は下落し、為替は円高に転じました。株価下落は嘆かわしいですが、急に円高局面(現在1ドル132円台)となり、図らずもドル転のチャンスが巡って来ました。地球PFの資産はほとんどドルで購入しているため、手持ちのドルが少なくなってきて困っていました。この機会を活かし、近々円預金の一部をドルに替えようかなと思います。
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