地球PF運用ブログ

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米雇用強い

米雇用指標が2つ発表されました。まず、12月のADP雇用統計は23.5万人増でした。予想の15.5万人増を大きく上回りました。また、同月最終週の米新規失業保険申請件数は20.4万人でした。こちらは9月下旬以来の低水準となりました。いずれも米雇用の強さ、労働市場の底堅さを示しています。

労働市場では需要が供給を大きく上回っています。そのため、賃金も求人倍率も上昇しています。リセッションが懸念されている割に、雇用は非常に堅調です。

先日公表されたFOMC議事要旨によると、FRBは今年中の利下げを明確に否定しています。しかし、市場はそれを信じていません。今年中に利下げに転換すると期待しています。ところが今回の米雇用指標は、あらためて市場の期待を裏切る結果です。雇用が強いということは、インフレが鈍化せず、利上げの長期化が一層正当化されるからです。FRBの言う通り、やはり今年中は利下げされない可能性が高そうです。

さて、指標を受けて金利は上昇、ドルが買われ、米株は売られました。ドル円は一時134台まで行きました。今は133円台に戻しています。NWダウ等の米主要株価指数は1%超下落しました。

地球PFにとっては、ドル高はプラス要因、株安はマイナス要因となります。また、一般にドルが上がればゴールドが下がります。おそらく地球PF全体への影響はマイナスになろうかと思います。詳細は明日集計します。

本来、労働市場が堅調なのは良い事です。しかし現状では、そこからFRBの金融引き締め継続が警戒され、株式市場にとってマイナスとなってしまいます。依然として「グッドニュースはバッドニュース」という状況が続いています。根本的にカネ余りの状況が改善されない限り、この逆転現象も継続するものと思います。

 

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