地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

米国株大幅下落

昨日、米国株が大きく下落しました。主要株価3指数はいずれも昨年12月15日以来の大幅下落となりました。特にダウは、下落率が2.06%、下落幅は697.10ドルに及びます。今年に入ってからの上昇分がすべて吹き飛んでしまいました。米国株投資家は気が気でないでしょう。もちろん地球PFへの影響も大きいはずです。

株価下落の要因は、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上昇です。この指数は景気状況を示す指標です。50を上回れば景気拡大の方向、下回れば景気縮小の方向と判断されます。昨日発表されたPMI速報値は50.2で、判断の基準となる50を8か月ぶりに上回りました。サービス部門が好調だったそうです。

これを受けて、市場ではFRBの利下げ転換期待が後退し、逆に利上げ長期化が意識されました。米10年債の利回りは3か月ぶりの高水準をつけ、米国株は大幅安となりました。典型的な「Good News Is Bad News」です。

地球PFの原則論から言えば、特定の国の特定の資産が上昇しようが下落しようが特に気にならないはずです。しかし、それはあくまで原則的な話であって、実際には大きな例外があります。それが米国資産の動きです。現状、米国株は地球株の約6割を占め、米国債は地球債の約5割を占めます。よって、今回の米国株と米国債の下落で、地球PF自体も大きな下落に見舞われたものと推測します。地球PFの各資産状況は週末にチェックします。

せっかく地球PFで資産分散を図っていても、地球上で米国資産の割合があまりにも大きいため、それらに振り回されてしまうのが実情です。では、米国資産の割合を「恣意的」に下げる案はどうでしょうか。たとえば、ロボアドで有名な「ウェルスナビ」では米国株の割合の上限を確か40%にしていたと思います。これはこれで1つの考え方だと思います。

しかし私としては、実際の地球の資産割合を極力パッシブに反映させたPFで良いと思っています。先のことなど誰にも分かりません。このまま米国の割合が突出して大きい状況が続くのであればそれでも良いし、今後小さくなっていくのであればそれでも良いです。今後も地球PFを通して、何も考えずに、ただ全体を保有したいと思います。

 

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