地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

米、利上げ幅0.25%に縮小

FRBは昨日のFOMCで、政策金利の0.25%利上げを決定しました。昨年は0.75%の大幅利上げが相次ぎ、昨年末、利上げ幅は0.5%に縮小しました。そして今回は0.25%と、ようやく通常の利上げ幅にまで戻りました。引き締めペースの減速が顕著であり、利上げ停止が近そうです。

パウエル米FRB議長は会見で、あと2~3回程度の利上げで適切な水準になるだろう、と述べました。ただし、利上げ停止後もしばらくターミナルレートを維持する考えのようです。またインフレに関しては、和らいだものの依然として高水準、との認識です。

多くの投資家は年内の利下げを期待しています。しかしパウエル議長は、経済状況によるものの、今年中の利下げは想定しないと明言しました。とはいえ、この牽制を真に受ける市場関係者は少ないのではないでしょうか。実際には年内に利下げ転換するのではないかと推測します。

会見を受けて、米株は大きく上昇、ドルは下落しました。前者は地球株のプラス要因、後者は地球PF全体のマイナス要因となります。地球PFの具体的な数字は明後日の運用報告日に集計します。

その他、個人的に気になるのは、直近の米国債の価格動向です。地球PFでは目下、地球債の割合増に励んでいます。その一環で先日、米国債の毎日積立額を増やしました。

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市場で利上げ停止、更には利下げ転換まで予測されれば、米国債は値上がりしそうです。まあ「値上がり」というより、昨年の下落から値を戻して来る、といった方が良いかもしれません。地球債については当面の目標割合を15%と決めているので、米国債の価格動向は目標への到達時期を左右します。そういうわけで、米国債の価格は特に注視しておいた方が良いと思っています。

今回のFOMCで、利上げ停止への道筋が割とはっきり見えてきました。今後、投資家の関心は金利からQTに移行するのでしょうか。私はもともとQTの方に注目しています。地球PFの成否が、地球全体のマネーの量に依存すると考えているからです。また、QTは米国債の価格にダイレクトに影響します。今後ともQTに注目していきたいと思います。

 

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