地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

12月の米CPI、伸び率6.5%に鈍化

昨年12月の米消費者物価指数(CPI)が発表されました。前年同月比で総合は6.5%、コアは5.7%の伸び率でした。なお、コアは変動の大きい食品とエネルギーを除いた指数です。いずれも市場予想とピッタリ一致しました。凄いですね。

11月は総合が7.1%、コアが6.0%でした。両指数の伸び率は前月から鈍化しています。総合の伸び率は2021年10月以降で最小となりました。FRBの利上げペース鈍化が期待されます。

発表を受けて、米株価は下落したり上昇したりとグラグラしていましたが、最終的には上昇しました。ドルは下落し、ドル円は一時128円台まで進行しました。6か月半ぶりの円高水準だそうです。現在は129円台で推移しています。128~129円台で「円高」というのも違和感を覚えますが、昨年は1ドル150円くらいまで行っていたので、そこから見れば確かに円高です。

地球PFにとっては、若干の米株価上昇によるプラスより、円高によるマイナスの方が影響大です。とはいえ、大局的に見ればインフレのピークアウトは良い事です。FRBが目標としてる2%台にはまだ程遠いですが、今年から来年にかけて段々と正常化していくのではないでしょうか。

私にとって地味に嫌なのが、ここへ来て米国債(AGG)の価格がジリジリと上がって来ていることです。昨年9月頃までは90ドル台をウロウロしていましたが、本日時点で100ドル台にまで回復していました。インフレの鈍化からFRBの利上げ終了が意識され、米長期債を中心に債券買いが進んでいるようです。あるいはリセッション懸念から米国債に投資する人が増えているのかもしれません。

一方で、私は「地球債の拡充を図る」という全く別の思惑で米国債を日々積み立てています。よって、米国債の価格上昇は少々嫌なのです。まあ、これも長期的に見れば大した問題ではありません。引き続き愚直に積み立てて行けば良いと思っています。

今回あらためてインフレの鈍化が示されました。地球PFは円高によって短期的にマイナスを被りますが、長期的には経済の正常化にによってプラスの恩恵を受けると思っています。今後もインフレの推移を見守りたいと思います。

 

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