地球PF運用ブログ

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米、0.5%利上げ

FRBは昨日のFOMCで、政策金利の0.5%利上げを決定しました。事前の市場予想どおりです。今年3月から0.75%の利上げ幅が4回連続で続いていましたが、ここへ来てようやく縮小しました。一方、2023年末の金利見通しは5.00~5.25%と、市場予想を上回りました。これを受けて米株価は下落しました。

大方の事前予想は、利上げ幅縮小による株価上昇でした。実際には、利上げ幅は縮小するも、ターミナルレートの見通しを受けて株価下落です。あらためて、短期的な株価の予想は不可能だと分かりました。

さて、パウエル議長の会見内容は、ややタカ派寄りも全体的にバランスが取れている印象です。先々月からのインフレ鈍化も歓迎していました。今回、金融政策のタイムラグを考慮して利上げ幅を縮小したとのことです。ただし、インフレ終息を確信するまで利下げはしない方針で、利下げに転じる時期については言及がありませんでした。

ターミナルレートの見通しは、これまで4.5%でした。それが今回、最大5.25%に引き上げられました。ということは、政策金利はあと0.75%上がります。おそらく今後の各FOMCでの利上げ幅は縮小し、やがてストップします。

インフレ率は鈍化するも、インフレは依然として根強く存在しています。FRBは来年も金融引き締めを継続します。政策金利は2023年中は5%台が続き、2024年に利下げに転じるものと推測できます。少なくとも来年いっぱいは厳しい市場環境が続きそうです。

地球PFとしては、遅くとも来年中には地球債の割合を高めておきたいところです。政策金利が高い間は債券の金利も高い、つまり債券価格は安いはずです。地球債を買い増す絶好の機会だと思います。もっとも、市場関係者の大半は同じこと、つまり「債券が有望」と考えているでしょう。状況を見ながら地球債の買付ペースを検討したいと思います。

 

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