地球PF運用ブログ

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米株、大幅続落

米国株が大きく下落しました。NWダウは前日比で746ドル安(2.2%減)、他の米国株指数も軒並み大幅安となりました。

主な要因として2つの見解があります。

第一に、FOMCの金融引き締め姿勢を受けた下落だという見解。先日のFOMCでは利上げ幅こそ縮小したものの、ターミナルレートの見通しは上がり、引き締め継続が明確になりました。その上で、リセッション入りが懸念されて米国株が売られた、というものです。

第二に、ECBのタカ派姿勢を受けて下落したという見解。FRBと同じく、ECBも利上げ幅を0.5%に縮小しました。しかし、ラガルドECB総裁は利上げ継続の姿勢を明確に示しました。FRBだけでなく、ECBも引き続きタカ派寄りだと判明したために株が売られた、というものです。

どちらが支配的な要因なのかよく分かりません。あるいは別の要因があるのかもしれません。いずれにしても、FRBとECBの姿勢は市場の楽観的な期待を打ち砕くものでした。マーケットは早期のハト派転換を期待して一時的に株価が上昇します。しかし、中銀トップがタカ派姿勢維持を強調し、株価は一転して下落します。昨今、このパターンが何度も繰り返されています。

もっとも株式投資においては、こうした短期的な下落リスクを負っているおかげで、長期的なプレミアムを得られています。リスクこそがリターンの源であり、リスクが無ければリターンもありません。ある意味で、長期投資家はたまの株価下落を歓迎すべきとも言えます。

とはいえ、株価の下落はやはり心理的に嫌なものです。おそらく地球PFも大きく下落していることでしょう。明日の集計が少々怖いです。長期投資家としては、こうした動きに振り回されず、どっしり構えて居たいものです。短期の下落はなるべく気にしないで淡々と受け止め、引き続き長期運用に徹したいと思います。

 

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