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iDeCo移管完了

退職に伴う確定拠出年金の移管、具体的には企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)から個人型確定拠出年金(以下、iDeCo)への資金移管がようやく完了したようです。昨日移管先(SBI証券iDeCo)の口座を確認したところ、これまで全額「待機資金」だった移管金で「先進国債券」が買われていました。ちなみに早速40万円以上のマイナスです。まあ良いでしょう。それでも引き続き老後4000万円問題をクリアしています。

 

iDeCo残高(2024/07/16)

 

移管のスケジュールはこんな感じでした。申込から完了まで1か月強といったところでしょうか。当初最大3か月はかかると見ていたので、想定よりは早く済んで良かったです。

 

iDeCo移管の時系列>

  • 6/09 移管申込
  • 6/12 口座開設
  • 7/11 資金移管(を確認)
  • 7/15 商品買付(を確認)

 

なお企業型DCからiDeCoの方に移管された直後の「待機資金」の額は、移管前から2,829円減っていました。おそらくiDeCo口座の手数料でしょう。また商品買付は15日より少し前に実施されていたようです。しかし、それをサイト上で確認できたのはその数日後でした。

さて、確かに想定していたよりは早く移管が完了しました。とはいえ、4000万円以上の資金が1か月以上もの間、強制的に「キャッシュ」状態にされていました。具体的には企業型DCでの「処理待機期間」と、iDeCoでの「待機資金」だった期間を合わせた日数です。厳密にいえば1か月より短いのかもしれませんが、それでも自分ではコントロールできない状態が1か月以上続きました。

これはなかなか辛かったですよ。折しもFRBによる利下げ期待が高まって来ていて、米金利は低下、米国債の価格は上がり始めていました。先進国債券も同じような動きです。つまり、この大事な局面で結構な額の債券を勝手に現金化され、その間に債券価格はスルスルと上がっていくわけです。こちらはどうすることも出来ず、ただ指をくわえて見ているしかありません。もちろん確定拠出年金は長期投資を念頭に置いた制度ですが、そうだとしても、移管措置で資金全額がしばらく現金化されてしまうシステムは精神的にきついものがあります。

ただし細かく見てみてると、iDeCo口座で先進国債券の買付が約定したのは7/11、受渡が翌7/12のようです。その時点ではサイトに反映されておらず、約定日を知ったのは後日です。7/11といえば、ちょうど米CPIの発表日でした。その米CPIが事前予想を下回り、利下げ期待が上がり、米長期金利が大きく低下、米国債の価格が上がりました。その意味ではギリギリのタイミングで約定、まさに滑り込みセーフだったと言えるかもしれません。

もっとも、この米CPIの結果と為替介入で、その後一気に円高となりました。債券価格の上昇より円高の方がはるかに強く、円ベースではマイナスです。今の評価損40万円というのは、おそらくこれでしょう。結局はタイミングが悪かったことになります。まあ仕方ありません。

とりあえず、ようやくiDeCoへの移管が完了して一安心です。今後は「加入者」として掛金を拠出していく形になりますが、実質的には預金をそっちに回していく感じです。拠出額含め流動的に検討していこうと思います。また移管前も移管後も、地球債において「先進国過多」になってしまうという根本的な問題が解決していません。この問題に対しては、新興国債券ETF(VWOB)の割合を増やすなどして対応する形になるでしょうか。今後の検討事項とします。

 

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