先日の運用報告でも触れましたとおり、このたび地球ポートフォリオを「Ver3.0」にバージョンアップしました。
バージョンアップ内容は以下のとおりです。
<地球PF「Ver3.0」の内容>
- 地球不動産の発展的解消
- 暗号資産の追加
- ゴールドを地球商品に括る
なお地球PFの運用方針「なるべく費用をかけずに地球全体の資産を保有する」は変わりません。今回のバージョンアップもこの方針に沿ったものです。考え方の詳細については下記をご参照ください。
本バージョンアップにて、地球PF(Ver3.0)は次のようになります。
<地球PF(Ver3.0)>
- 地球株(VT, 2559, オルカン 他)
- 地球債(AGG, BNDX, VWOB 他)
- 地球商品(GSG, GLDM, BTC 他)
なおバージョンアップに伴いまして、当ブログのaboutページ「このブログについて」や、Xの固ツイの方も最新化しました。
「Ver2.0」からの変更点は次のとおりです。少々細かいことも含めています。
<Ver2.0からの変更点>
- カテゴリを地球株、地球債、地球商品の3つに集約
- 地球株 → 「オルカン」等を追加
- 地球債 → 「サクっと全世界債券」等を追加
- 地球不動産 → 発展的解消(地球株内のREITで十分と判断)
- 地球商品 → 暗号資産「ビットコイン」を追加
- ゴールド → 「GLDM」を地球商品に統合
さて、Ver3.0にしたばかりですが今後の課題が色々あります。まずは全体の割合です。投資において一般にアセットアロケーションが重要とよく言われますが、それは地球PFでも同じです。ただし地球PFの場合、リスク許容度や運用目的によって配分が変わるわけではありません。理想の配分は、実際の地球上の資産市場における時価総額比率です。無職となり追加投資は難しい状況ですが、何かの折にはその配分を目指して適度にリバランスする感じになろうかと思います。
各地球資産のレベルでは、地球株はまあ良いでしょう。今回「地球不動産」を撤廃し、地球PFで保有するREITは地球株の中身だけとなりました。これまではREIT過多の状況でした。今回のバージョンアップによって、むしろ不動産の割合は地球PFとして望ましいものとなります。
地球債は今のところ米国債過多になっています。ただでさえ直接AGGを多く持っているのに加え、サクっと全世界債券においても商品設計上AGGが多いです。うかうかしていると、現実の時価総額比よりも米国債が多目になってしまうのです。ここは手動で調整が必要です。
地球商品はそれ自体の割合が少ないので地球PF全体に与える影響は限定的です。しかし、その中身と割合はかなり混迷を極めています。こちらは従来、コモディティETF「GSG」だけでした。これにゴールド「GLDM」を組み入れ、新たに暗号資産のビットコイン「BTC」を追加しました。
ゴールドはGSGの中にもあります。つまり、別途持っているGLDMと重複します。しかも、これまでの経緯から当カテゴリではGLDMの割合が圧倒的に多いです。おそらく本来はGSGを基本として、別途GLDMは要らないくらいでしょう。それでも別途保有しているのは、私の中でゴールドを単なるコモディティではなく、ある種の「地球通貨」として見なしているからです。要は肩入れというか「えこひいき」しています。ゴールドの扱いをどうするか、これは引き続き課題です。
Ver3.0では新たな取り組みとして、地球PFのラインナップに暗号資産を追加しました。手始めに最も代表的かつ時価総額が大きいビットコインを購入し、地球商品の1つとして管理することにしました。
上記でも触れていますが、地球PFとしては本来「全ての暗号資産を時価総額比で組み入れたファンド」が欲しいのです。しかし現状そんなものはないので、とりあえずビットコインと、その他に市場規模が比較的大きいアルトコインを保有するのが関の山でしょう。おいおい検討していきます。
こうした課題は残るものの、地球PFのメジャーバージョンアップ(Ver3.0)はとりあえず完了です。多少の割合変更や別の暗号資産の追加といった細々としたことは、今後マイナーバージョンアップで対応していきます。
地球PFの究極の理想は「市場ポートフォリオ」です。ただし、これはイデアのPFなので実現は不可能です。
その意味で、地球PFのバージョンアップには終わりがありません。どこかで妥協が必要です。現段階の妥協点が「Ver3.0」ということになります。当面は地球PF(Ver3.0)で運用を継続していきたいと思います。
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