地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

2.8億円の「地球ポートフォリオ🌏」でFIREした氷河期無職のブログ

地球PF「Ver3.0」に向けたバージョンアップ検討

8月に入りました。無職生活も5か月目に突入です。引越先での新生活に向けた各種準備、退職に伴う税金や保険の手続き等、こういった諸々の作業はほぼ落ち着いたかと思います。一方で、相場環境は大変なことになっています。米国経済はリセッション入り、日本経済も植田ショック(日銀利上げ)による円高と株価の記録的な暴落で市場はパニック状態の様相です。わが地球PFも1週間で1000万円の下落、1か月で2000万円の下落、先月中頃の最高値からは2600万円の下落と、なかなか派手にやられています。

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そんな大変な状況ではありますが、そろそろ地球PFのバージョンアップを検討したいと思います。あらためて、地球PFの運用方針は「なるべく費用をかけずに地球全体の資産を保有する」というものです。この方針に至る考え方については、姉妹サイトの方をご参照いただけましたら幸いです(参照:お金と労働と地球株)。今後も地球PFの運用方針に変更はありません。あくまで運用方針に沿ったバージョンアップになります。

今回のバージョンアップは言うなれば「Ver3.0」です。地球PFのバージョンアップは基本的にラインナップを拡充する形で実現します。前回のVer2.0では、地球債に新興国債券を加え、地球商品カテゴリを新設しました。地球PF全体の資産規模が膨んだので、これまで手を付けられなかった領域にも手を伸ばした感じです。このVer2.0が今の地球PFです。

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そして今回、Ver3.0では以下のようにしようと思っています。

 

<地球PF(Ver3.0)の検討内容>

  • 地球不動産の発展的解消
  • 暗号資産の追加
  • ゴールドを地球商品に括る


まず、地球不動産は発展的解消とします。当該カテゴリを構成するETF等をすべて売却し、地球不動産カテゴリそのものを無くします。先ほど「地球PFのバージョンアップは基本的にラインナップを拡充する形」と述べました。それといきなり矛盾するようですが、地球不動産のカテゴリ解消はかねてより検討していました。なぜなら、地球株を構成するETFやインデックスファンドに地球不動産の商品(REIT)が含まれていて重複しているからです。つまり、地球株を保有している時点で既に地球不動産を(ちゃんと時価総額比で)持っています。それにもかかわらず、地球PFとして地球不動産を別途保有することは、不動産が「過剰」な状態になることを意味します。この問題は以前から認識していたものの、ずっと放置していました。今回のバージョンアップで対応したいと思います。

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次に、地球PFにビットコイン等の暗号資産を加えます。これはまさに「ラインナップの拡充」です。ビットコイン「等」と言いましたが、他のアルトコインについてはどうするか悩み中です。本来であればビットコインに限らず、全て(あるいはほとんど)の暗号資産を時価総額比で組み入れた暗号資産ファンドのようなものが欲しいのです。地球PFの運用方針上、そのような商品が望ましいです。しかしそのようなものは現在存在していません。一方で、暗号資産の市場規模はどんどん大きくなっています。筆頭のビットコインの市場規模は、既にシルバーの市場規模と同等レベルです。要するに「地球全体の資産を保有する」という地球PFの運用方針上、暗号資産の市場規模が無視できないレベルに成長して来ました。これも時代の流れというものでしょうか。

最後に、現状のゴールドを地球商品のカテゴリに組み入れます。これは単に括りを変えるだけの話です。とはいえ、概念的には大きな意味を持っています。実のところ、地球PFとしてゴールドを別途保有している状況は本来おかしいのです。なぜなら、地球商品(のコモディティETF)の中にもゴールドが含まれていて重複しているからです。ちょうど、先ほどの地球不動産の重複と同じような問題がここにもあります。この重複も当初から認識していたものの、地球PFではゴールドを単なるコモディティではなく、ある種の地球通貨のようなものと見なして来ました。その意味で、ゴールドだけは特別扱いしてきたわけです。これを地球商品に組み入れるということは、地球PFの中でゴールドを単なるコモディティの地位に格下げする形となります。通貨ではなくコモディティと見なすのであれば、本来ゴールドもすべて売り払ってしまうのが筋でしょう。いつかそうするかもしれません。しかし、Ver3.0においてはそこまで踏み切れず、単なる括りの変更に留めます。

今のところ、Ver3.0の案はザっとこんなところです。それぞれ割と大きな内容なので、あらためて別記事で掘り下げるかもしれません。カテゴリとしては、地球不動産とゴールドが撤廃されて「地球株」「地球債」「地球商品」の3つになります。今までよりシンプルになるので、その点は良いです。ただし、地球株はまあ良いとして、地球債と地球商品の中身と割合については追って検討が必要です。

なお、Ver3.0になっても引き続き地球債に注力します。なんといっても無職になって会社員債券が消失しているので、その見合いとして地球債が重要である点は今後も変わりません。これまでも、確定拠出年金(今はiDeCo)の投資先すべてを先進国株から先進国債券に振り替えたり、新たにサクっと全世界債券を買ったりと、地球債の割合増に注力して来ました。今では地球債が地球PF全体の4割ほどの規模を占めるまでになりました。引き続き注力してまいりたいと思います。

さて、無職の分際で最近は少々忙しいのですが、なるべく早目にVer3.0に着手したいと思います。とはいえ暗号資産のことなど、よく分かっていないので少々手こずるかもしれません。なんとか今月中には終わらせたいところです。

 

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