楽天は2022年12月期の決算において3728億円の純損失を計上しました。過去最大の赤字です。要因は楽天モバイルへの巨額投資です。楽天グループの他事業は利益を上げていますが、楽天モバイルの損失がそれら全てを上回り、グループ全体で赤字となりました。楽天モバイルの契約数は減少しています。収益改善に向けて体制の立て直しが必要のようです。
私は楽天経済圏に割とどっぷり浸かっています。楽天銀行、楽天証券、楽天カードを日常的に使っています。また、ネット環境は楽天モバイルのみに頼っており、スマホは楽天スマホです。楽天グループ、特に楽天モバイルには頑張っていただかないと困ります。
もっとも、メインで利用している銀行や証券会社は楽天ではありません。楽天モバイルと楽天スマホも、契約時のキャンペーンが魅力的だったので当時契約しました。今ではキャンペーンのメリットも無くなったので、キャリアを変更しても問題ありません。単純に切り替えが面倒なので、そのまま使い続けているだけです。楽天グループのサービス領域は多岐に渡りますが、どれもこれも数多くの競合が存在していて、ユーザーは比較的簡単にそれらに乗り換えられます。そう考えると、必ずしも楽天にこだわる必要はありません。
投資の観点から言えば、楽天の赤字は個人的には全く気になりません。もし私が楽天の株主であれば、全く異なる反応になっていたと思います。酷く落ち込んでいたかもしれません。厳密に言えば、地球株にも楽天株がちょこっと含まれていますが微々たる割合です。地球株への影響は軽微であり、まして地球PFへの影響となると、ほとんど皆無といって良いでしょう。
地球PFのように市場全体に投資しておけば、個別企業の赤字、あるいは倒産の影響をそれほど受けません。インデックス投資の強みです。今日、地球PFに大きな影響を及ぼす会社群といえばGAFAMくらいだと思います。インデックス投資には賛否両論ありますが、私は引き続き地球PFへの投資を継続します。
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