地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

投信のコスト、全世界の方が米国より安い

来年1月からの新NISAを前に、投資界隈が盛り上がっています。X(旧Twitter)でもこの話題が増え、資産運用会社も顧客獲得に向けて新たな低コスト投信を新規設定しています。先日も楽天投信が新規2ファンドのコスト切り下げを発表しました。

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対象の投信は、それぞれ全世界(オルカン)と米国(S&P500)に投資するものです。今のところ、楽天投資の「楽天オルカン」と「楽天S&P500」が、同種の投信の中で信託報酬最安です。

 

 

両者の信託報酬を見てみると、オルカンの方が安いんですよね。少々不思議な感じがします。オルカンのカバー範囲は世界全体、S&P500のカバー範囲は米国の一部です。普通に考えると、カバー範囲が広い投信の方が、よりコストが高くても良い気がします。しかし、そうなっていません。

これは日本特有の現象なのでしょうか。ベンチマークは異なりますが、一般に全世界に投資する米国ETF「VT」の経費率は0.07%です。一方、S&P500連動の米国ETF「VOO」の経費率は0.03%です。米国ETFのコストは、全世界の方が米国より高いです。ところが日本の投信ではこれが逆転しています。

何とも不思議です。理由はよく分かりません。現在インデックス投資家の間でオルカン人気が凄まじく、全世界対象の投信が最も価格競争の影響を受けるのかもしれません。

というか、この例に限らず、新興国株投信やインド株投信だって全世界株投信より高いです。案外、カバー範囲とコストは全く比例していないものなのかもしれません。むしろ反比例していそうなくらいです。

なお、地球PFにとっては望ましい状況です。地球PFの運用では、コストと共にカバー範囲を重視します。カバー範囲が広ければ広いほど価値が高いと考えるからです。今後も地球PFの中で地球株(全世界株)を保有し続けます。地球株のコストが安いに越したことはないです。是非この傾向が続いてほしいと思います。

 

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