地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

1ドル150円突破

3日23時過ぎ頃、円相場が1ドル150円を突破しました。最近は140円台後半をウロウロしていましたが、ついに節目となる150円台に乗りました。私はその時、NHKの100カメを見ていました。番組が始まって間もなく、ニュース速報で150円突破を知りました。

その後、ドル円は一気に147円台まで上昇しました。為替介入でしょうか。神田財務官は明言を避けていますが、これだけ値が動いたところを見ると円買い介入があったものと思います。なお、現在は148円台後半に戻して来ています。

円安の主要因は米国と日本の金利差なので、為替介入では一時凌ぎにしかなりません。最終的には米国が金利を下げるか、あるいは日本が金利を上げることで、金利差が縮小しなければ円安は収まらないでしょう。今はどちらも難しい局面なので、しばらく円安が続きそうな見通しです。当局は当然そんな事は分かった上で、日本経済全体を見ながら介入の要否を判断しているものと思います。

為替介入の現責任者は、財務省の神田財務官です。東大法卒後に旧大蔵省に入省、オックスフォード大の経済学修士号も取得しています。主計局に長く在籍し、今年で財務官3年目となります。昨年、24年ぶりの円買い介入を成功させ、3年目も続投となりました。エリート中のエリートといった感じです。

私はこの人の大局観に一目置いているんですよ。彼は金融分野を中心に守備範囲が広く、宇宙や人類の未来にまで言及することがあるそうです。以下は神田財務官による、財団法人「浩志会」への寄稿文冒頭です。

大宇宙は余りに雄大であり、我等の大地、地球は余りに小さい。その宇宙の起源も自らの生命の本質も不可知であり、人類の知は無に等しい。

まるで哲学者並みの大局観です。それが介入等の手腕に関係あるのかと言われれば分かりませんが、年がら年中「円ガー」「ドルガー」と言っているプロよりも、何となく信頼を置けそうな気がします。

さて、この円安は地球PFにも大きく影響しています。表面的には円ベースでの評価額が上がります。しかし、円安の要因は内外金利差であって、特に米国の金利が高いせいです。金利高によって米国株が下落、つられて日本株も下落しています。また、金利と債券価格は表裏一体で反比例するため、米国債も下落しています。総合的に見ると、地球PFにとって大きくマイナスに働いています。

地球PFの運用は、セクター集中の短期トレードではなく、全体をカバーする長期買い持ちです。今は明らかに逆風が吹いていますが、それらに過剰に反応せず、気長に運用を続けていきます。

 

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