地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

消費者物価指数 +2.1%

先月の消費者物価指数が、昨年同月比で2.1%上回りました。2%台の上昇率は、消費増税の影響を除けば実に13年7カ月ぶりです。

ついに日銀がインフレ目標としてきた2%に到達しました。ただし、この上昇は食料品等の輸入価格が上がったことによるコストプッシュインフレであり、日銀が期待した種類のインフレとは異なります。景気が回復しているわけではないので、この数字をもって日銀が現状の金融緩和策を止めることは無いでしょう。そうであれば、利上げを断固として防ぐ指値オペも継続され、日米金利差が引き続き拡大し、結果として円安が加速する可能性があります。いま流行りの「悪いインフレ」「悪い円安」が続くかもしれない、ということですね。経過を見ていきたいところです。

景気停滞中にインフレが進行する状況をスタグフレーションと言います。もちろん一般的な消費者にとって厳しい状況です。日本はGDPが成長しておらず、賃金もほとんど増えていません。一方で2%強の消費者物価指数上昇が確認されました。いよいよ日本はスタグフレーションに陥ってしまったように見えます。

もっとも、生活実感としては以前から既にそうなっていたと思います。私は近所の100円ローソンで食材やお菓子を買うことが多いんですけど、アボカドは1袋4個入りだったのが3個に減り、スナック菓子の1袋あたりの内容量もどんどん減っていました。特に収支を記録していませんが、多分エンゲル係数(支出に占める食費の割合)は上がっているし、光熱費も例年より増えている気がします。ウクライナ情勢も加わって、今後はラーメンとかも目に見えて高くなるかもしれません。困りますね。

一方、インフレや円安に対する資産の防衛という意味では、それほど心配していません。私の資産の大部分は地球PF(主に地球株)であり、既に資産のほとんどを外貨建てで持っているようなものだからです。とは言っても、地球PFはそれ以外の要因でガシガシ減っていますけど。

それはそれとして、私はこれからも日本で暮らし、日本企業に勤め続ける予定です。当然、給料は日本円で支払われ続けることになります。もしインフレや円安、ましてスタグフレーションが長期的に継続するのであれば、現状のプランで本当に良いのか再考が必要になるかもしれません。

 

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