昨日、祖父母のお墓参りに行ってきました。毎年お正月に家族と行っています。私にとって祖父母を偲ぶ大切な機会になっています。
祖父は生前、不動産賃貸業を営んでいました。それほど大規模なものではありませんが、この家賃収入が無ければ、私たち家族はみな露頭に迷っていたかも分かりません。なお、現在は母が事業を引き継いでいます。
母も私も弟も、祖父から直接あるいは間接的に資金援助を受けてきました。私の場合は学費です。家族が軒並み中卒という環境で、お蔭様で私だけ大学院まで出させていただきました。大変ありがたいことです。
そういえば、祖父は私に、なぜかお金に関する本を良く買ってくれました。うろ覚えですが、巨富を築く云々というタイトルの本や、株の「うねり取り」に関する本などです。とりわけ印象に残っているのが、「赤い盾」というロスチャイルド一族に関する本です。これがとにかく分厚いんですよ。当時は上下巻のセットで、合わせて1000ページくらいあったと思います。
私は今でこそお金に興味津々な人間ですが、子どもの頃はそれほどでもありませんでした。せっかくお金に関する本をもらっても、当時はパラパラっと飛ばし読みで済ませてしまっていました。もし現在祖父が生きていれば、思い切りお金の話をできたのにな、と悔やまれます。
特に「赤い盾」に関しては、一体なぜこれをチョイスしたのか聞いてみたいですね。地球の支配者について知っておきなさい、ということだったのでしょうか。もしかすると、現在の私がお金に強い関心を持っているのも、微妙にユダヤ陰謀論が好きなのも、これらの本が源流かもしれません。
実は「赤い盾」だけは未だに手元にあるんですよ。何となく資料的な価値があるかもしれないと思い、これだけは残しておきました。子供の頃はほとんど内容を理解できなかったので、いつかまた読んでみたいと思います。
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