昨日元旦の記事で、2023年の地球PF運用の抱負を述べました。運用方針は変えず、今年は特に地球債の割合増に重点を置きます。
あらためて、地球PF運用の方針は「なるべく費用をかけずに地球全体の資産を保有する」です。この運用方針に基づいて、以下のように地球PFを構成して運用しています。
地球PF（2022/05 簡易版）
- 地球株（VT他）
- 地球債（AGG+BNDX）
- 地球不動産（2515他+1343）
- ゴールド（GLDM）
カッコ内は具体的なETFです。また「他」とはインデックスファンドです。これ以外に、キャッシュとしてドルMMFと円預金を保有しています。
上記の構成は昨年5月に検討したものですが、今年も同じで良いでしょう。各カテゴリ内で、信託報酬が依然としてほぼ最安のETF等が選択されていると思います。もちろんETFなので、分配金に対して税金がかかってしまいます。これについては、今はそれほど気にしていません。ただし、今後税率が上がるようであれば、ETFから無分配のインデックスファンドに切り替えるかもしれません。
昨年5月、地球PFへの移行を開始した時点で、全体の評価額は「184,701,747円」でした。これが昨年末12月31日には「181,496,618円」となりました。8か月間の成果は「-3,205,129円」。 悲しいことにマイナスです。1.84億円台後半から一時は1.97億円まで膨らみましたが、最終的には1.81億円台半ばに落ち着きました。それでも昨年の厳しい市場環境を考慮すると、まだ軽傷で済んだと言えるかもしれません。
一方で、割合の方は昨年5月から昨年末にかけて以下のようになりました。集計上キャッシュも含めています。
地球PFの割合推移
- 地球株：70.81% → 68.37%
- 地球債：0.18% → 10.07%
- 地球不動産：2.83% → 2.46%
- ゴールド：0.77% → 5.41%
- キャッシュ：25.40% → 13.69%
昨年の8か月間で「地球株」から「地球PF」へのポートフォリオ移行が大分進みました。スタート時点では「地球株＋キャッシュ」がほぼ全てでした。地球債とゴールドは0%台で、ほぼ無きに等しい状態でした。それが昨年末時点で、地球債10%強、ゴールド5%強まで来ました。割と様になってきたと思います。なお、移行は「ノーセルリバランス」で実施してきました。今後もその予定です。
さて、今年は更に地球債の割合を増やしていきたいと思います。もともと地球PFの中で最大の焦点は地球債でした。私は会社員として定額の給料が入る状態を「会社員債券を保有している」と見なしています。若い頃は会社員債券が巨額で、ポートフォリオのほとんど全てを占めています。この割合が年齢と共に小さくなるため、やがて本物の債券で補う必要が生じてきます。また、今後もしFIREすれば会社員債券はゼロになるので、本物の債券の必要性が更に増します。これらの背景から、各地球資産の中でとりわけ地球債を重視しているというわけです。
一方、地球不動産（地球REIT）とゴールドの割合は既に十分です。それぞれの市場規模が小さいので、地球PF内で数%ほど持っておけば良いと思っています。特に地球不動産のREITは地球株のETF等にも含まれているので、そもそも別建てで保有する必要すら無かったかもしれません。地球株に地球不動産が包含されている問題については、こちらの記事をご参照いただければと思います。
以上を踏まえて、今年はざっくり以下の割合を目標に積立を行っていきたいと思います。
2023年の地球PF目標割合
- 地球株：68.37% → 70%
- 地球債：10.07% → 20%
- 地球不動産：2.46% → 2%
- ゴールド：5.41% → 5%
- キャッシュ：13.69% → 3%
特に地球債の割合増に主眼を置いています。ただ、今年は折しもFRBの利上げがストップするかもしれない、というタイミングです。更にQTの影響が本格的に出てきます。いずれも債券価格を激しく上下させかねない要因です。今年は状況を見ながら、地球債の割合を15～20%程度に持っていければ良いかなと思っています。
なお、もしリセッションが発生して地球株が大きく下落すれば、地球債よりも地球株に多くの資金を振り向けることもあろうかと思います。
地球PF運用では、特に目標金額を定めていません。そもそも究極のパッシブ運用で、ある意味でとことん他力本願な投資方法です。その成果は私がどうこうできるものではなく、地球人全体の頑張りに依存しています。もっとも、その地球人の中に私も含まれていまして、超微力ながら地球PFの価値向上に貢献しています。そういうわけで、金額ではなく割合のみを目標に据えています。
今年も地球人全体のお世話になります。よろしくお願い申し上げます。
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