地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

ETFに対する投資信託のデメリット

インデックス投資は通常、投資信託ETFを通じて行われます。厳密に言えばETF投資信託ですが、このうち上場していないものを「投資信託」、上場しているものを「ETF」として一般に区別されます。ETFの方が投資信託よりも総じてコストが安いですが、近年、両者の差はかなり縮まって来ています。今ではどちらで運用しても、運用成果に大差は生じないものと思います。ちなみに地球PFは、ほとんど米国ETFで構成されていて、投資信託を一部含んでいます。

先日、地球債に充てる資金を確保するために、その他地球資産を一部売却しました。地球債を買うためのドル資金が枯渇しかかっていたからです。地球株と地球不動産からは投資信託を、ゴールドについてはETFを売却しました。その際に、これまで意識したことがなかった投資信託のデメリットに直面しました。それは投資信託の売却に時間がかかることです。

ETFの方は、売却注文を出せば即座に売却が実行されます。ETFは上場されているため、取引については通常の個別株と変わりません。今回も実際、GLDMの一部を売却して即日、というか、売却指示を出してから数秒後にはドル資金を確保できました。

投資信託の場合、ETFのようなスピード感はありません。今回、平日の夜に売却を申し込み、翌々日に約定となりました。それから、土日を挟んで数日後にようやく受渡となりました。結局、売却注文を出してから資金を動かせるまでに1週間強かかりました。

地球PFの運用は原則バイ&ホールドで、滅多に売却することはありません。投資信託の売却にこれほど時間を要するとは想定できていませんでした。もともと、売却で得た日本円をすぐにドル転して地球債を購入する計画でした。しかしこの1週間で、為替は1ドル134円台前半から137円台後半へと急速に円安が進みました。残念ながら受渡完了を迎えるまでに、ドル転のタイミングを完全に逸してしまいました。

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一般にインデックス投資は長期運用のスタイルで行われます。投資信託にしてもETFにしても、一度買ったら(あるいは積立設定をしたら)あとは放置です。しかし、リバランスのために一部商品を売却することはあり得ます。特にドル転を要する場合、リバランス用の資金確保に1週間もかかってしまうようでは考えものです。現在の市場環境では、1週間もあれば今回のようにドル円が大きく動いてしまいます。

インデックス投資においては投資信託でもETFでも大勢に影響は無いと思います。しかし、投資信託は売却に時間がかかる、というデメリットは覚えておかなければと思いました。

 

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