地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

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国民年金に切り替え(免除は保留)

昨日区役所に行き、国民年金への切り替えの手続きを済ませました。これで第2号被保険者(厚生年金)から第1号被保険者(国民年金)となります。

ところで、国民年金国民健康保険の名称が似ていて紛らわしいです。国民年金は、日本在住で20~60歳の人であれば原則として加入者です。加入者は老後、あるいは障害者になった際に基礎年金を受けられます。国民健康保険は、医療機関での医療費に関する保険給付を目的とした公的医療保険です。70歳未満であれば、病院代等の自己負担が3割で済みます。私もあまり区別がついていませんでしたが、退職前にFP資格の勉強をして多少覚えました。

ちなみに、私の場合は国民健康保険の代わりに任意継続を申請しました。単純にそっちの方が保険料が安かったからです。詳細は以下の記事をご参照ください。

chikyu-pf.hatenablog.com

 

さて、国民年金への切り替えは退職後の重要タスクとして認識していました。手続きの期限が「退職翌日から14日以内」と決まっているからです。まあ遅れても特に問題ないそうですけど。

手続きにあたっては、退職を証明する書類が必要です。通常は離職票です。そういうわけで、会社に離職票を送ってもらうように頼みました。すると、14日以内は難しいと。離職票の代わりに退職証明書でも良いそうなので、代わりにそっちの発行をお願いしてみました。すると、それはそれで時間がかかり、14日以内に間に合うか分からないと。いやー、これもう制度のバグとしか思えないですよ。でもまあ、会社の担当者さんが頑張ってくれたのか、思いのほか早く退職証明書が届きました。おかげで、期限内に切り替え手続きを済ませることができました。

実は当初、切り替えと同時に「特例免除」を申請するつもりでした。これは失業等を理由に国民年金の保険料納付を一定期間免除してもらう、という何ともありがたい制度です。免除の申請書を書きながら、ふと気になって窓口の方に質問しました。「すみません、免除してもiDeCoは出来るんでしたっけ?」。すると担当者は「たしか無理だったと思います」とのこと。国民年金免除かiDeCoのどちらを取るべきか、その場で判断できなかったので、いったん免除の申請は保留としました。

帰宅後に上記の旨をXで呟いたところ、識者の方から正確な情報を教えていただきました。ありがたいことです。国民年金免除の場合、iDeCoの「加入者」にはなれないが「運用指図者」にはなれるのだそうです。つまり、iDeCoそのものは利用できますが掛金の拠出はできません。たしかに、1階部分の国民年金の保険料は払わないのに、2階(あるいは3階)部分のiDeCoの掛金は払いたい、というのは虫が良い話です。折しも、企業型DCからiDeCoへの移管について、特に掛金の拠出を今後どうするかについて悩んでいたところです。

昨日は国民年金の切り替えだけを済ませ、免除の申請書は持ち帰って来ました。取り急ぎ、今後のiDeCoの活用について決めなければなりません。iDeCoの「加入者」になる、つまり掛金を拠出するのであれば、国民年金の保険料支払いも必須となります。「運用指図者」になる、つまり掛金を拠出しないのであれば、国民年金の免除を申請できます。なお、国民年金の免除期間が終われば、そこからiDeCoの加入者になることは可能です。

一見すると国民年金免除の方が良さげですが、一概にそうとも言えません。免除してもらえば当然、その期間分について将来の受取時点の年金額が減ります(2分の1になる)。一方、iDeCoは税制優遇の大変お得な制度なので、掛金を拠出できるのであれば、拠出するに越したことはない気がします。

もっとも、これ全部「老後」の話です。国民年金もそうだし、iDeCoも60歳になるまで資金を引き出せません。そもそも必要以上の蓄財というか、幸せを老後まで「先送る」のがアホらしくなったので、働き盛りの年齢にもかかわらずFIREした面もあるわけです。確定拠出年金はもう4000万円を超えており、独身にもかかわらず、夫婦モデルの「老後4000万円問題」すらクリアしています。これ以上老後のために積み上げることに一体どれほどの意味があるのか、という考え方もできます。あくまで老後のお得、老後の資産の最大化が目的なのであれば、それこそFIREせずに働いた方がマシだということになります。

とはいっても、実際問題として悩みますね。どうしようかな。まだ結論が出ていませんが、早くしないと国民年金保険料の支払いが始まってしまいます。なるはやで検討したいと思います。

 

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