ついにGWが終わってしまいました。連休明けの今日は溜まっていたメールの確認&急ぎの返信と、色々な会議で一日が終わってしまいました。連休前に先送りにしていた案件がたくさんあるので、自分のせいですが、しばらくナーバスな日々が続きそうです。
さて、タイトルの「真剣10代しゃべり場」は10代の若者が本音で討論し合う番組です。以前、教育テレビで数年ほど放送されてました。出演者がガチで泣きながら語り合ったりして、なかなか見応えのある番組でした。今回は「リターンズ」ということで、5月3日に一夜限りの復活。懐かしく思いながらNHKプラスで視聴しました。
この記事は誰得なのか全くもって謎ですが、討論を少しまとめたいと思います。
テーマは「"好きなことを仕事にすべき"っていう風潮、おかしくない?」。メンバーは以下の7人。
- ひなの:アイドルになることが夢
- アグネット:ラッパー兼フリーター
- ハルト:高1で会社起業
- ちゅら:幸せな家庭を夢みるフリーター
- まひろ:元生徒会長
- タケル:超読書家、テーマ提案者
- とびこ:中国出身
タケルの主張は「好きなことを仕事にすべき、というが、まだ何も知らない10代のうちに決めてしまって良いのか」というものです。昨今の「好きを仕事に」といった風潮に対し、早くからそれに囚われる必要はないのではないか、ということですね。
まひろは「好きなことが見つかっていない人は辛い」「その呪いから解き放たれるべき」とタケルに同調していました。
それに対して他のメンバーは「早くから見つけた方が良い」「やってみなければ分からない」「そもそもなぜ仕事に対してそんな真剣に考えるのか」と真っ向から意見が対立します。
タケルとまひろは明らかに進学校の生徒タイプで、とりあえず大学に入ってから考えても良い、といった感じです。「好きなこと」が成功しない可能性を事前に想定し、決断を保留する姿勢が見て取れます。また、この2人は大学進学を前提に議論しているので、他の(とびこ以外の)メンバーとは土俵が違います。
一方、他のメンバーは今まさに夢に向かって邁進している、あるいは既に実行中といった状況です。これだけ立場が違えば、そりゃ意見が割れるだろうなと思いました。
私が10代の頃は、どちらかと言うとタケルやまひろの考え方に近かったかもしれません。というより、何も考えてませんでした。特に夢や目標も無く、なんとなく進学し、なんとなく就職してしまった形です。それが必ずしも悪いこととは限りません。実際に討論の中で「なぜここで大学(進学)が悪いことかのような雰囲気になっているのか分からない」といった意見もありました。
しかし、おっさんになった今にして思えば、10代の頃に夢を持ち、それに向かって行動する人生はやはり魅力的です。たとえ成功しなくても「一生懸命がんばった自分」は確実に残りますからね。それだけでも大きな財産だと思います。
討論の中で、ひなのが「サラリーマンは楽しくなさそう」「サラリーマンが、そうなりたくてなったとは思えない」と言ってました。いやー、少なくとも私はその通りですね。実際のところ楽しくもなければ、なりたくてなったわけでもないです。連休明けだからか、この言葉が特に刺さりました。もう10代どころか40代ですが、いくつになっても目標と行動が重要だなと思わされました。
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