地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

元上司の退職

元上司が今月末をもって定年退職します。昨日送別会を行いました。元々飲み会が好きな方なのですが、昨今のコロナ禍でリアル飲み会がほとんど開催されず、寂しがっていました。そこで、感染のリスクはあるものの、今回有志で集まって送別会を行いました。本人も喜んでくれて良かったです。

元上司は「これから就職活動だ」と言っていました。ご家庭の経済事情は分かりませんが、まだ働いて稼ぐ必要があるようです。勤務先には再雇用の制度があります。しかし、給料は半分以下に激減します。そのため、制度を利用しない退職者も多いです。元上司も「そんなんじゃ家族みんな路頭に迷うよ」ということで、就職活動に踏み切りました。

元上司と話していて、個人的に色々と思うことがありました。

まず何より、定年退職後も労働し続けなければならないなんて絶望しかありません。少々失礼な表現になるかもしれませんが、これではほとんど死ぬまで奴隷です。しかし今後は、老後も働き続けることが当たり前の世の中になるかもしれません。少し前に物議を醸した「老後2000万円問題」も記憶に新しいところです。

それ以前に、定年まで働くのだって嫌です。今回、元上司は60歳で定年退職を迎えました。おそらく私が定年を迎える頃には、定年年齢が70歳を超えていると思います。60歳まで働くのも想像し難く、まして70歳なんて論外です。

元上司は「定年まで働くのは当然」といった考え方の持ち主です。この世代の方であれば普通かもしれません。私に対して「少なくとも60歳までは絶対働くことになるでしょ。まだ先は長いんだから、今のうちに転職も視野に入れて考えておいた方が良いと思うよ」とアドバイスをくれました。ありがたい助言です。しかし、私はもし今の会社を辞めたら、もう転職せずにそのままリタイアすると思います。よほどやりたい仕事、あるいは入りたい会社が見つかれば話は別ですが、今のところ特にそういった仕事も会社もありません。

私は過去にうつ病で休職しました。その際に、会社(の給料)に依存し過ぎるのは危ないと考え、いつでも辞められるようにと資産運用を開始しました。一応の目標額は1億円でしたが、予想よりも大分早く、30代のうちに目標を達成してしまいました。ただし、運用だの目標だの予想だの言っても、私は「地球株」を積み立てて保有していただけです。資産がいつ目標額に達するかは、ひとえに地球全体の会社の人たち、つまり各社の社長や会社員たちの頑張り次第です。その性質上、私自身が何か頑張ったり工夫したりする余地がなく、目標額への達成時期もコントロールできません。このメカニズムの詳細については、ご興味がありましたらこちらをご参照ください。

お金と労働と地球株 ~無能が30代で資産1億円を達成した方法~

さて、資産だけが首尾よく増えた一方で、私自身はいつ退職するか、退職後に何をするか、その際に資産運用は今のままで良いのか等々、特に深く考えることなく今日に至っています。とはいえ、これから10年も20年も働くのはやはり嫌です。元上司の退職を機に、私もそういったことを改めて具体的に考えてみようかと思いました。

 

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