地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

エッグ・アービトラージ

近所の100円ローソンで、卵が「6個入りパック」と「10個入りパック」でそれぞれ売っています。稀に「8個入りパック」も存在しますが、通常は6個入りか10個入りの2パターンです。両者の価格は以下のとおりです。

 ①6個入りパック:100円(税抜)
 ②10個入りパック:198円(税抜)

この両価格に以前から疑問を感じています。「これで10個入りパックを買う人が居るんだろうか」という疑問です。

「①6個入りパック」では、卵の単価が16.7円です。「②10個入りパック」では、同単価が19.8円です。卵の数が少ない「①6個入りパック」の方が単価が安いんですよ。普通であれば、量が多いセットの方にボリュームディスカウントが適用されて、その単価が安くなると思います。そうしないと、量が少ないセットの方しか売れないからです。

例えばこの卵のケースで、「うちでは卵6個じゃ足りない」という買い物客が居たとします。その場合でも基本的には、10個入りパックを1つ買うより、6個入りパックを2つ買うべきです。そうすれば、10個入りパックより僅か2円高くなるだけで、卵が2個プラスされるからです。

つまり、この100円ローソンでは「ほとんど6個入りパックの卵しか売れていないのではないか」という気がしてなりません。私自身、いつも6個入りの方を買います。10個入りは買ったことがないです。そういうわけで、この両者の価格設定が以前から謎なんですよ。

さて、ここからはもう1つの本題です。価格に歪みがあるのであれば、そこに儲けのチャンスが存在し得ます。上記の両価格を利用した裁定取引を考えてみました。ここでは、この取引を「エッグ・アービトラージ」と仮称します。取引手順は以下のとおりです。なお、計算は全て税抜き価格で行っています。

 

<エッグ・アービトラージ(仮称)の手順>

 ①6個入りパック(100円)を5つ買う。
 ②各パックから卵を全て取り出す。
 ③計30個の卵で「新10個入りパック」を3つ作る。
 ④新10個入りパック(1つ)の価格は、100円ローソンより1円安い「197円」に設定する。
 ⑤新10個入りパックを3つ全て売る。すると「91円の利益」が発生する。(197円×3つ-100円×5つ)

 

この手順を100回繰り返せば9100円、100万回繰り返せば9100万円稼げます。あと一息で億り人ですね。大きく稼ぐには組織的に実行する必要があるでしょう。

あ、一応言っておきますけど、これ冗談ですよ。怪しい「せどり」みたいなマネはせず、今後も清く正しく投資に専念してまいります。もっとも昨今のインフレで、もうすぐ卵も値上がりするでしょう。その際におそらく卵価格のアノマリーは消失して、エッグ・アービトラージは機能しなくなると思います。

 

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