地球PF運用ブログ

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国民負担率47.5%

財務省は昨年の国民負担率が47.5%になる見込みだと発表しました。国民負担率とは、国民所得に占める税金と社会保険料の割合です。これが47.5%ということは、所得の半分近くが公的負担に持って行かれてしまっています。

統計が開始された1970年の国民負担率は24.3%だったそうです。その後、日本は高齢化が進んで社会保険料が増加の一途を辿りました。昨今の高い国民負担率は、この社会保険料が大きく影響しています。今後も少子高齢化は止まらないため、国民負担率が下がる見込みは薄いでしょう。

ツイッターでは「五公五民」がトレンド入りしました。江戸時代、農民は全収穫量の半分を年貢として領主に取られ、自分たちの手元には残り半分しか残りませんでした。これを五公五民と言います。令和の時代にもかかわらず、まるで江戸時代のような状況です。時代が時代なら、一揆が起きてもおかしくありません。

こうして具体的な数字を示されると、労働意欲が失せる人も多いかと思います。もっとも私は就職当初から、あるいは就職前から労働意欲が低いです。労働者はただでさえ資本家にピンハネされているのに、更に政府にも半分取られてしまうとは悲し過ぎます。国民負担率は何も岸田政権で激増したわけではありませんが、このままでは政権が持たないかもしれません。

ところで、この五公五民状態を解消するには社会保障にメスを入れるしかないでしょう。これには国民の反発も大きいため大変時間がかかります。おそらく社会保障が改革されるのは20年後くらいではないでしょうか。つまり、私のような氷河期世代がちょうど老後を迎える頃には社会保障が手薄になっており、老人が今よりも自助で生きる社会になっているかもしれません。

氷河期世代は就職難で苦しみ、その後は五公五民で搾取され続け、老後には社会保証が削られる。呪われているとしか言いようがない世代です。あまりに悲観的な予想ですが、これまでの氷河期世代の受難を見ていると、私たちはむしろ老後に止めを刺される気がしてなりません。予想が外れてくれることを祈ります。

 

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