映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観ました。GWに友人と観に行きました。めっちゃ楽しめました。
マリオ映画、いま世界中で大ヒットしています。興行収入は1560億円を突破し、アニメ映画では歴代世界興行収入4位、全映画でも歴代24位を記録しています。既にミニオンズを超えて、アナ雪に迫る勢いです。
一方で、映画評論家は「ストーリーが薄い」「中身がない」「説明がない」などと酷評していました。まあ確かにそうですけど、誰もマリオ映画に重厚なストーリーなんて期待していないと思います。それに、そもそもオリジナルのゲームの方も説明が全くないです。「?」ブロックを頭突きするとアイテムが出て来て、キノコを食うと大きくなって、土管に入るとワープする。こんな荒唐無稽な世界観をいきなり突き付けられるんですけど、子供の頃はすぐに順応して夢中でプレイしました。
むしろ本作は、スーパーマリオを未プレイの人でも楽しめるように配慮されていました。ブロックやキノコ、土管等について作中のマリオも最初は知りません。彼はブリックリンに暮らす、イタリア系移民の配管工なのです。不思議な世界を一つ一つ体験して覚えていきます。それを観客も追体験します。初見の観客を置いてけぼりにしないよう、なかなか上手く作られていると思いました。
かつてマリオ関連のゲームをプレイした人はもちろん楽しめます。懐かしのスーパーマリオ、ドンキーコング、マリオカートが最新のアニメーション技術で再現されていて感動します。土管でワープするって実はこんな感じなのかと。久々にスーパーマリオをプレイしてみたくなりました。
ストーリーは薄いとはいえ、ネタバレになるので詳しく書きません。ただ、ピーチ姫を救うんじゃないんですよ。なんならビーチ姫はマリオより強いです。ストーリーは全体的に割と王道の展開だと思います。
それにしても、あらためて任天堂ってバケモノ企業だなと思いました。この映画が世界中でヒットしていることからも分かるとおり、今やマリオを全く知らない地球人は少ないでしょう。最近ではポケモンもそうです。最近でもないか。任天堂は一見ただのゲーム会社なんですけど、ゲーム内のキャラクター達が世界中で大人気になっています。それらのキャラクターは全てライセンス化されているのでしょう。つまり任天堂は、半分はゲーム会社、もう半分はディズニーのようなライセンス事業会社です。
そんな話はどうでも良いか。マリオ映画、とにかく面白かったです。たぶん大人も子供も、ゲームが好きな人もそうじゃない人も、何も考えずに楽しく見られます。GW中に見ることができて良かったです。
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