地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

退職を引き留めていた同僚との飲み

先日同僚と飲みました。以前ブログに書いたかもしれませんが、昨年この同僚から「仕事がつらくて辞めたい」と相談を受けていました。当時、私は既に会社に辞意を伝えていました。人手不足の組織です。先に辞められてしまっては困るので、何とか説得して引き留めていました。「つらいけど、やりがいもあるよね? もう少し一緒に頑張ろうよ!」とか言いながら。

ちなみに私はこの20年間、仕事に「やりがい」など感じたことがありません。やりがいを感じていれば、そもそも辞めません。そうして若干の後ろめたさを感じつつ、ちょくちょく同僚の退職を引き留めていました。

そして先日、私の退職が課内に公表されました。

chikyu-pf.hatenablog.com

これでやっと堂々と引継を行えると喜んでいたのも束の間、上記の同僚から「飲みましょうよ」と誘われました。私は恐怖に慄きましたよ。だって自分はちゃっかり辞めるくせに、一方で同僚を辞めさせまいと引き留めていたわけですからね。飲み会はさながら査問審査会のようになるかもしれません。

先週金曜日、腹を括って同僚と飲みました。結論から言うと、楽しく飲めました。同僚はやはり、まずはめちゃくちゃ驚いたそうです。また、私ががっつりフォローに入って進めていた案件もいくつかあるので、私が居なくなると来年度やっていけるか不安だということでした。そこはもう、申し訳ないとしか言いようがありません。ちゃんと引き継ぎたいと思います。

一方で、同僚自身も職場に嫌気が指していて、辞めたい気持ちは変わっていませんでした。むしろ増幅していたくらいです。その観点から、私の退職に理解を示してくれました。うーん、この会社大丈夫かな。

サシ飲みだったこともあり、私はFIREして無職になることを彼にぶっちゃけました。同僚は、そんな事が可能なのかと大変驚いていました。彼は結婚しており、住宅ローンも抱えているので、今の会社を辞めても働き続けるしかありません。その後、同僚も色々とぶっちゃけてくれました。何より私が驚いたのは、彼は今の給料だけでは住宅ローンの返済ができず、なんと毎月パチスロで稼いで補填しているそうです。それこそ、そんな事が可能なのかと仰天しましたよ。

彼にとってパチスロはいわば「副業」で、土日は必ず打っているそうです。「打つ」で正しいんですかね? まあ良いか。私はパチンコもパチスロも全然やらないので、それらについて何となくしか分かっていません。彼に言わせると、パチスロはギャンブルではなく、プラスの期待値を積み上げる事でほぼ確実に勝てるゲームだそうです。「俺もURTKさんみたいに株をトレードしてFIREしようかな、スロと同じようなものだと思うんですよ」と言っていました。だいぶ誤解されている気がしますが、まあ彼なりにそう理解したのかもしれません。

地球PFの運用は、運用といっても具体的には何もしていません。地球全体の資産市場がプラスサムゲームの構造だと思っているので、そのプラスを享受するために、なるべく地球全体の資産に投資しています(参照:お金と労働と地球株 - 3-2. プラスサムゲーム)。

出典:お金と労働と地球株 - 3-2. プラスサムゲーム

一方で、パチスロは典型的なマイナスサムゲームでしょう。あくまでプレーヤー全体としては必ずマイナスとなるはずです。そんな不利な環境で、同僚は常勝しているというのだから大したものです。ある意味で、プラスサムの世界で胡坐をかいて何もしていない私よりも、マイナスサムの世界で勝ち続けてローン返済に充てている同僚の方が凄いとすら言えます。

私は3月で会社を去りますが、彼の今後の成功を願ってやみません。

 

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