地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

インデックス投資でFIRE

12月も中旬に差し掛かり、FIREまで残り4か月を切りました。これまで私の収入は会社からの給料と地球PFからの分配金の2本立てでした。今後は地球PFからの分配金1本、あるいは足りなければ取り崩しとなります。いよいよ地球と一連托生です。

地球PFはインデックスファンド(主にETF)の集合体です。つまり「インデックス投資でFIRE」することになります。しかし、X(旧Twitter)の株クラで「インデックス投資でFIREは無理」というポストをよく見かけます。無理と言われても困ってしまいますが、なぜ無理と言われるのでしょうか。

おそらく、以下のような意味合いだと思います。第一に、一般にインデックス投資では資産形成に時間がかかり過ぎます。いつまで経っても資産が大きくならず、これではFIREできないまま定年を迎えてしまいます。第二に、出口戦略をどうするのか、という問題があります。インデックス投資家の多くは、配当再投資の効率を重視して無分配のインデックスファンドに投資しています。今までひたすらに溜め込むことしかして来なかった人間が、いざFIREという段階になった時に、これを売ることができるのでしょうか。そういえば、投資の話題は「資産形成」が大半であり、「資産活用」つまり出口戦略の話題はあまり見かけません。

インデックスでFIREムリ派が代替案として挙げるのが高配当株投資です。たしかに高配当株投資はFIREに向いてそうです。配当利回りの高い株であれば、投資金額に対して多くの分配金を得られます。また、高配当株投資家の多くは個別株かETFに投資しているので、特に再投資しなければ分配金をそのまま生活費に回せます。上記のインデックス投資の問題点をいずれもクリアしています。これはこれで良いなと思います。実際に高配当株のポートフォリオでFIREを実践されている投資家もよく拝見します。

では、これまでインデックス投資を実践して来た人が、FIREのために高配当株投資に切り替えるのはどうでしょうか。もちろん投資家の好き好きですが、私は難しいと思いますね。まず本質的な解決策になっていません。資産が足りないのであれば、残念ながらFIREには時期尚早だということでしょう。基本的には入金力を増やすしかありません。また出口戦略が難しいというは誤解で、本来お金が必要であれば躊躇なく資産を売却すべきです。そもそも企業の利益は、それが内部留保されようが、配当に回されようが、いずれも投資家のモノです。配当を直接もらってお金を得ることと、株を一部売却してお金を得ることに本質的な違いはありません(参照:お金と労働と地球株 - 2-6. 株式会社の働き )。

出典:お金と労働と地球株 - 2-6. 株式会社の働き

 

何より、インデックス投資を実践してきたということは、それが理論的に優れていると判断したからでしょう。おそらく大半の人は、モダンポートフォリオ理論に基づいてインデックス投資を選んだものと思います。それを「早くFIREしたいから」といった理由でサラっと変えてしまって大丈夫なのでしょうか。一般に高配当株は成長が見込めない成熟株です。また、常に減配のリスクが付きまといます。高配当株投資家は、そうならない銘柄を厳選する必要があります。その能力がある投資家であれば何の問題もありません。しかし少なくとも私は、事前に優良な個別株を見つけることは不可能だと思い、インデックス投資に行き着きました。

インデックス投資(特に地球全体へのパッシブ投資)が理論の上で最も効率的なのであれば、それをFIRE前後でわざわざ変える必要は無いと思います。「インデックス投資でFIREは無理」と言われますが、私は自信を持って地球PFでこのままFIREします。

 

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