地球PF運用ブログ(FIRE生活中)

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一括投資か積立投資か

一部界隈(Xの株クラ)で新NISAが話題です。来年1月からの制度開始に向け、主要証券会社にて積立設定の受け付けが開始されました。私も先日、とりあえず「つみたて投資枠」の設定を済ませました。

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そんな中、「一括投資」と「積立投資」のどちらが良いか、という議論が浮上しています。よく目にする議論です。新NISAが目前に迫り、この話題にあらためてスポットが当たったのでしょう。

私の観測範囲では、いわゆる識者の方は割と積立投資を推奨しているように見えます。いわく、銘柄分散だけでなく時間分散も大事です、と。確かに、積立投資であれば「高値掴み」を避けることができます。また、NISA(新旧とも)自体が、どちらかというと積立を前提とした制度です。

しかし、理論的には一括投資の方が有利です。積立投資で高値掴みを避けられるのは確かですが、逆に言うと「安値で仕込む」機会を逃します。積立投資の効果は、良くも悪くも購入価格の平準化に過ぎません。そもそも投資家が株式や投信に投資するのは、それらが将来上がるだろうと見込むからです。そうであれば、未来の高値で購入するよりも、それより安いであろう現在のうちに一括投資する方が合理的です。長期投資の原則は、なるべく早いうちに多く投資して、投資期間を極力長くすることです(参照:お金と労働と地球株 - 3-1. 株式の実績 )。

出典:お金と労働と地球株 - 3-1. 株式の実績

 

時々「積立投資でリスクを軽減できる」といった主張を見かけますが、それは嘘です。「一括投資した直後に暴落」したら怖い、という意見があります。その気持ちは非常によく分かりますが、では「積立投資が終わった後に暴落」するのは怖くないのでしょうか。いずれにしても、リスク資産に投資する限り、暴落のリスクは負うわけです。積立投資は、このリスクを先送りしているに過ぎません。つまり、積立投資の機能ははあくまで購入価格の平準化に過ぎず、リスクを軽減する効果はありません。

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投資の要諦はタイミングではなく、リスク管理、アセット・アロケーションです。つまり、どの資産クラスにどれだけ投資するか、といった割合が重要です。地球PFの運用もこの考え方に則っています。仮にまとまった資金が手元にあるとしたら、その資金を理想の割合になるよう即座に配分するのが合理的でしょう。これは一括投資に他なりません。その配分作業をゆっくりと分割して行えば積立投資となります。

私の場合、今回の新NISAでは一括投資の方が自然であり、積立投資はむしろ不自然です。既に課税口座で地球株を運用しています。この一部を新NISAに移行(売却→新規購入)します。この作業をわざわざ分割して毎月(あるいは毎週や毎日)行う意味がなく、できれば一回で済ませたいです。その意味では、年間360万円の枠も邪魔です。本当は生涯投資枠の1800万円まで一度に済ませてしまいたいところです。

もっとも、新NISAを機に投資を始めるのであれば、積立投資で少しずつリスクを取っていくのも良いかもしれません。まだリスク許容度が低いうちに暴落を目の当たりにして、投資自体を止めてしまっては元も子もありません。また、会社員でまとまった資金が無い場合は、給料を積み立てて行くしか術がないので、自ずと積立投資になります。

そういうわけで、一括投資か積立投資かを選択できる場合、理論的には一括投資の方が有利です。とはいえ、理論が全てではありません。たとえ理論上そうであっても、一括投資では枕を高くして眠れない、ということもあるでしょう。一括投資と積立投資それぞれの性質と、自分の状況やリスク許容度を勘案して選択すれば良いかと思います。

 

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