地球PF運用ブログ

2億円の「地球ポートフォリオ」で地球全体の資産を運用する氷河期リーマンのブログ

日銀、すべて現状維持

日銀は昨日まで開催していた金融政策決定会合で、大規模緩和の維持を決定しました。マイナス金利も維持、YCCの長期金利上限1%目途も維持です。フォワドガイダンスの変更もなく、従来どおり「賃金上昇を伴う2%物価目標の達成」を目指す姿勢です。まさに完全な現状維持の決定でした。

市場では、今回の会合でマイナス金利解除もあり得る、との観測が広がっていました。それを受けてドル円は一時1ドル141円台の円高になっていました。会合が終わり、マイナス金利解除の見送りが明らかになったことで、ドル円は一気に143円台まで戻しました。ちなみに、私はこの一時的な円高を機に200万円ほどドル転し、地球債をスポットで追加購入しました。

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マイナス金利解除の憶測が広がったのは、植田総裁が12月7日の参院選で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したからです。もしマイナス金利が解除されれば、米国との金利差が縮小します。折しも米FRBは先週のFOMCで利下げについて言及していました。昨今の円安の主要因は内外金利差です。これが縮小するとの憶測から、ドル円は一気に円高となりましたが、解除見送りで一気に円安方向に戻しました。なお、総裁の「チャレンジング」という発言の意図は「国会で仕事への取り組み姿勢を問われ、一段と気を引き締めてというつもりだった」とのことです。見事な「肩透かし」でしたね。

植田総裁はFRBの利下げ局面入りも見据えながら政策変更を検討するようです。あらためて市場はマイナス金利解除の時期を模索しています。来年1月から4月を予想する人が多い印象です。FRBは早ければ来年3月にも利下げを開始するとの見方があります。そうであれば、日銀はそれを待って、4月にマイナス金利解除に踏み切るというシナリオはありそうです。まあ地球PFの運用スタイルはマイナス金利の解除前後で特に変わらないので個人的には静観してます。

とはいえ、地球PFはほとんど外国資産で構成されているため、為替リスクをモロに受けます。最近のように円が乱高下すると、地球PFの評価額も大きく上下します。もっとも私は原則として週次でしか資産額を確認しておらず、また確認しても特に何をどうするという訳でもありません。そういう意味では円高でも円安でも良いのですが、大きな価格変動は心臓に少々よろしくありません。地球PFは為替中立であることもメリットの1つです。しかし私自身は日本円で生活しているので、結局のところ円の変動に生活が左右されます。

金融政策が安定するまで不安定な市場環境が続きそうですが、引き続き変わらずに地球PFを運用を続けていきます。

 

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